Japan Vintage school desk

鳴り響くチャイム。 生徒はダリ～とぼやきながらささくれた椅子に座り、先生はヒビの入った教卓の前で教科書を開き、授業の準備を始めます。 私が高校生だったのはたった5年前の話。 ですが、その情景を思い出すとどこか懐かしさを覚えます。 最近ですと改修工事や備品の一新で、コンクリートの建物やスチールのデスクなど大学のような佇まいに公立高校も変化。 日本の古き良きは失われつつあるのではないでしょうか。 そこで、今回は懐かしさを思い出させるような日本の古い家具をご紹介致します。

日本の古い机。

>>この商品の詳細を確認する 装飾を削ぎ生活の為に使うことを前提に作られた家具。 使い捨てを前提とせず長く使われることを念頭に作られた家具は丈夫故に味わいを増します。 こちらの机も直線的で非常にシンプル。 長い年月を感じさせる素材のやれ感はまさに経年美。 今日まで襷が繋がれてきた古い机。 それは長年使用しても壊れないように考慮された小さな拘りがあるからこそ。 フレームは1枚の補強板で繋がれており、フレームと脚部の繋ぎ目部分はL字アングルで補強されております。 一切無駄のない作りは使用者の生活に負荷をかけません。 天板には実使用による傷や擦れが無数に。 永い間放置されていたのではなく、実用的に使われてきたからこその証。 十分に引き出された木の表情が美しく、これまでの時を見せてくれている様な物語性を感じます。 天板を開けると収納が。 教科書や筆記用具をしまえワークスペースの乱雑さを抑える事が可能です。 収納力と利便性。 使う人を選ばないのは、逸品である証。 直線を多用しながらも有機的な表情も見せる優美な脚部。 接触しやすい太ももあたりのフレームを肌あたり優しい曲線にすることで、使い手に負荷をかけないよう設計されています。 美しい造形と思いやり。 デザインは実用性が伴ってこそであると暗に伝えているような、そんな気がします。 やれた表情と小ぶりなサイズ感。 お子さんの学習机は勿論、花台や電話としてもご使用できるかと思います。 フラップ付き収納の視認性の高さを活かし、ディスプレイテーブルとして店舗什器にするのも◎。 古着屋さんなどに置いてありそうですよね。 懐かしさを感じさせる日本の古い机。 今日まで存在しているのは、無駄のない作りが実用性と丈夫さを共存させているから。 ユニークなデザインや効率性を求めた無表情の素材がもてはやされる昨今。 そんな時代だからこそ、古き良き心を大切にしてきたいですね。