Japan Vintage
Filing Cabinet
2025年もスタートしてから早3週間、今年は55年ぶりの大阪万博が開催されるほか昭和
が始まってから100年にあたる年でもあり、戦前から戦後の高度経済成長期やオリンピックの開催など、現代にも影響を与える数々の出来事があった時代であるということを改めて感じさせます。
本日はそんな激動の昭和という一つの時代に想いを馳せたくなるキャビネットのご紹介です。
昭和100年に触れたいビンテージ
こちらはジャパンビンテージのファイリングキャビネット、中に見える無数の抽斗と木の重厚な風合いが圧巻の一台です。
詳しい製造年は不明なものの、元々は庁舎や病院、事務所といった場所で使われていたと思われ、実用性を追究した合理的な造形に仕上げられています。
シンプルなシルエットで木の風合いがストレートに感じられる一台。
主材には落ち着きのある重厚な木肌のナラ材を用いており、そこに経年変化や実際の現場で使われてきたことによる擦れ、傷跡が加わることでシャビーなスタイルとなっています。
ガラス戸が上下に備えられ、埃などを防ぎながらもすっきりとした印象の扉。
抽斗にネームホルダーが付いていることも相まって、扉を開けずとも何が収納されているか一目で分かる機能性にもつながっています。
また、長く使い込まれたことで味わい深い色合いへと磨かれた把手や、やや小ぶりな鍵穴など細かなディティールに至るまでが時の流れを感じさせます。
書類を細かく分類して保管するためのドロワーがぎっしりと並んだ庫内、抽斗の数は実に72杯(うち9杯欠品)にも及び、A4サイズの書類を収納するのに丁度いいサイズ感となっております。
抽斗の欠品はありますが、実際に書類を保管する際に問題となるものではないため、これからも安心して実用できます。
2段のキャビネットでありながら高さは約93cmと低く作られており、圧迫感が抑えられていることで取り入れやすいのも嬉しいポイント。
ダイレクトに床に置くスタイルのため畳を傷付ける心配もなく、和室にもばっちりとマッチしてくれます。
重厚かつシャビーな風合いが魅力的なジャパンビンテージのファイリングキャビネット。
ずらりと並んだ抽斗や木の風合いでコンパクトながら存在感のある佇まいとなっており、ホームユースはもちろん店舗什器にもおすすめの一台。
同じアイテムの入荷が難しい上に、置かれていた環境によっても様々な表情を見せるジャパンビンテージの家具をぜひこの機会をお見逃しなく。