Jentique
Vintage Sideboard
こんにちは、ユキナです。
私は小学生の頃、目にするものの色々を「顔」に見立てることにはまっていた時期があります。
皆さんにどこまで共感して頂けるか分かりませんが、例えば街中の信号機の押しボタンやマンホール、はたまた雲の形が顔に見えたり、見つけたときにそれらを写真に収めて楽しんでいました。
今でも時々無意識のうちに顔を探していることがあります。
今回ご紹介するサイドボードもその一つ。キリッとした表情をしながらも、どこか愛らしさを感じるユニークな逸品です。
愛らしい「顔」を持つサイドボード
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1960~70年代に世界的規模で大流行した北欧デザイン。そんな北欧家具の流れを汲んだこちらのサイドボードは、王道とも言える美しいチーク材とスッキリした脚部の堂々とした佇まいに惹きつけられますね。
それだけでなく、細部に散りばめられたさりげないデザインに製作者のこだわりが感じられ、そこにユニークさや愛嬌が隠されているような気がします。
こちらは、英国ミッドセンチュリーを代表する家具メーカー" Jentique(ジェンティーク)"社によるビンテージのサイドボードです。
G-PLANやMcIntoshよりは国内の認知度が低い同社ですが、ミッドセンチュリー家具好きの中ではじわじわ人気を高めている注目のメーカーなんだとか。
他社と決定的に違う点は、創業者であるGeoffrey Bowman Jenkins (ジェフリー・ボウマン・ジェンキンス)氏がなんと元玩具職人であったところ。
1930年に夫婦で家具作りを始め、遊びや仕掛けのある面白いアイディアを活かした家具づくりが独特の魅力となりました。第一印象の「愛らしさ」はここからきていているんですね。
幅約180㎝の大型サイズは、存在感抜群。チーク材のきめ細かな杢目と飴色に変化した木色が美しく、陶器やガラス物がとっても映えそうです。
サイドボードは収納家具でありながらも、ディスプレイ台として「見せる収納」を楽しませてくれるところも魅力ではないでしょうか。
冒頭にお話した家具に隠れた「顔」、気づいていただけましたか?
同社の家具を見ていると削り出された取っ手デザインに強いこだわりを感じます。
意図的ではないと思いますが、配置された位置によっては本当に目と鼻と口がある顔のように見えてくれるものもあるのです。
こちらの場合は、左右の取っ手が目で中央が鼻?口?でしょうか。
様々な種類の取っ手が存在し、ジェンティークらしいポイントの一つだと言えますね。
さすが玩具職人の遊び心だなと納得させられた部分でした。
また、長方形のシンプルかつベーシックなフォルムに対して、シャープな取っ手がデザインのアクセントにもなってくれています。
まさにサイドボードの「顔」となるような重要なパーツなのです。
中央に構える4杯の引き出しの最上段は、グリーンのフェルトが張られ仕切り板もついていますので、カトラリーなどの小物の収納に最適です。
仕切り板は取り外すことも出来るため必要に応じてお使い下さいませ。
スライド扉にも見える左右の扉は、実は開き戸タイプ。棚板が一枚のシンプルなシェルフとなっています。(もう片方は棚板なしです。)
食器類を仕舞っても、本や雑誌を仕舞っても、背面に配線孔も開いておりますので、AV機器などを仕舞ってもよし。
ゆったりサイズ故えに、仕舞うもの選ばず様々な用途でお使い頂けそうです。
その他にも天板の縁の処理や脚部の幕板の形状などの細部を見れば見るほど、繊細な仕事ぶりや品質の高さが浮き彫りになっていきます。
実物を見て頂くのが一番わかりやすいのですが・・お近くの方は是非学芸大学店までお越し下さいませ。(感染予防対策バッチリです。)
長く使うものだからこそ、愛着を持って大切に使っていきたいものですよね。
皆さんにもこの愛らしさが少しでも伝わっていると嬉しいです。