JENTIQUE
Cabinet
素材を引き出すシンプルなデザイン。
それに当たり前に共存する機能美。
北欧のビンテージ家具の魅力は全てのバランスの素晴らしい調和にあります。
生活の為の美しさは国外にも広まり、世界中の人々を魅了し暮らしにまで定着しました。
本日ご紹介させて頂くのは英国製の北欧デザイン。
北欧スタイルの本質を壊さず、定着した当たり前のスタイルを打ち砕いた名ブランドの逸品です。
英国製北欧スタイル
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英国ミッドセンチュリー家具を代表するジェンティーク。
戦後の北欧デザインブームを象徴する北欧スタイルの名ブランドです。
創業は1930年代。
元玩具職人のGeoffrey Bowman Jenkinsと妻Edithによってジェンティークが作られました。
家具工房出身のデザイナーが大半の中、ジェンティークは珍しい経歴の工房と言えます。
デンマーク家具にインスピレーションを受けたモダンファニチャーデザインが増えた戦後。
ジェンティークも60年代頃から北欧スタイルの家具をデザインしています。
これは当時の社会情勢が大きく関わっていたそう。
物資不足を補うため政府の規制の管理下に置かれていた第二次世界大戦のイギリス。
家具工房は自由に家具を作ることが出来ませんでした。
規制により質と価格を抑え実用性に重きを置いたプロダクトが普及したイギリス。
英国の工房はこれまでの重厚で優美なスタイルを脱却し対照的な北欧の家具スタイルに影響を受けることに。
シンプルながらも高い品質を持ち美しいデザインを持つ北欧の家具。
英国の家具職人たちが持ち合わせていた高度な木工技術は形を変えて活かされることになります。
こうして誕生したのが北欧スタイルの英国家具でした。
今尚根強いファンを持つジープランやマッキントッシュ、そしてジェンティーク。
本場北欧の家具にも負けずと劣らない名家具は時代を超えて愛されることになりました。
今回入荷したのはジェンティークの家具の特徴を十分に含んだ名ビンテージ。
特徴は丸みを帯びたデザインにコンパクトなサイズ感。
それらが醸し出すどこか愛らしい雰囲気。
ジェンティークの家具は他の英国製北欧家具とはことなり一回り小さい設計でも知られています。
元玩具職人ならではの特有のセンスなのでしょうか。
無垢材を刳り抜いた取っ手等ディティールにも強い拘りを感じます。
伝統的な家具づくりの基盤が確りとしていた英国ならではの丁寧で堅実な造り。
異文化の融合やインスピレーションは時にオリジナルとは異なる魅力を生みます。
英国ミッドセンチュリー家具を代表するジェンティーク。
他のビンテージに負けない名キャビネットです。