GETAMA
GE236 3 Seater Sofa

北欧デザインの礎を築いた老舗家具メーカー ゲタマ GETAMA。

デンマークの地で100年以上にわたり、世界的なデザイナーたちとの協業による高い技術と革新的なデザインで世界中の人々を魅了し続けています。

もともとマットレスメーカーとしての歴史を持つだけに、そのソファやチェアの快適性は群を抜いています。

そんな一流メーカーと世界的なデザイナーが手がけた独創的な名作をご紹介致します。

至高のデザインと快適性

『椅子の巨匠 』と称されるデンマークの家具デザイナー ハンス・J・ウェグナー。
生涯で500種類以上の椅子をデザインし、20世紀の北欧家具のデザインに多大なる影響を与えました。

優雅な木の曲線と職人技を集約した彼の代表作には「ザ・チェア」や「Yチェア」などが挙げられます。

これらのデザインは卓越した機能性と美的センスの融合によって生まれた、北欧モダンデザインの金字塔。

彼の作品は世界中の美術館やコレクターのコレクションに収められ、時を超えて称賛されています。

今回ご紹介するのは、そんなゲタマと名匠ハンス・J・ウェグナーの共作による名作ソファ「GE236」。

彼の哲学は「見た目の美しさ」と「人のための使いやすさ」の両立。

1955年に発表された同アイテムは、その思想がかたちになったような逸品です。

GE290やGE258（通称デイベッド）など、ソファの歴史を語るうえで欠かせない名作を数多く生み出してきたゲタマ。

その中でもGE236は、クッション性と包容力を兼ね備えたモデル。

無駄を削ぎ落としたシンプルな設計ながら、座るたびに体にしっくりと馴染む完成度の高さに驚かされます。

背面のフォルムもまた、このソファの美しさを語るうえで欠かせません。

緩やかに傾斜した背もたれは、厚みのある無垢材で構成され、深く身体を委ねられる安心感があります。

構造と素材から成る美しい佇まいが、日々の生活にそっと彩りと優しさをプラスしてくれます。

今回入荷したものは、アームと座面に北米のテキスタイルブランド『マハラム社』のmode生地を使用して張替済み。

中材のウレタンや綿も一新し、ふんわりとした弾力を取り戻しています。

背面のクッションはオリジナルをそのまま活かし、ヴィンテージならではの味わい深さを残しています。

時を経ても色褪せない存在感を放つGE236。

60年以上前のデザインとは思えないその佇まいは、見つめるたび、触れるたびに新たな魅力に気づかされます。

ウェグナーの美学が表現され、そこに究極の快適性をもたらしたゲタマ。

家具の枠を超えた、まさに芸術品ともいえる逸品のご紹介でした。