GETAMA
Daybed GE258
1899年、デンマーク北ユトランド州に位置する海近くの町ゲステッドに設立したゲタマ社。
創業当初は海藻を詰め物として用いたマットレスの製造を行っており、「ゲステッド Gedsted」「海藻 Tang」「マットレス Mattres」の頭文字を取って「ゲタマ GETAMA」と名付けられました。
そんなゲタマ社が世界に知られる理由の1つとして、「椅子の神様」の異名を持つ北欧家具界の巨匠、ハンス・J・ウェグナーと共同開発した家具を多く製造していることが挙げられます。
本日ご紹介するのも、ウェグナーとゲタマ社が二人三脚で手掛けた色褪せぬ名作と名高いプロダクト。是非最後までお付き合い下さいませ。
一人二役の名作
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今回入荷したのはウェグナーが手掛けた家具の中でも傑作の呼び声が高く、ビンテージ市場でも垂涎の的となっている「GE258 デイベッド」。
デイベッドとは簡単に言えばソファとベッドが合体したような感じです。
限られたスペースを有効活用するためにと、元は学生寮の設備として開発されたものらしいです。
ソファとしては幅205cmの3シーター。アームが無い分広々とスペースをお使い頂けます。
座面下の脚は角脚タイプと言われる定番の形。脚が全て内側にあり、スッキリとしていて解放感があります。お掃除がしやすいのも嬉しいポイントですね。
脚などのフレームに使用されているオーク材は、堅く頑丈で耐久性に優れているので長くお使い頂けます。
可動式のバックレストを上に挙げると、ものの数秒でベッドが完成。面倒くさい作業はゼロです。
座面の広いハイバックのソファとして使用するのもアリだなと感じております。
ソファベッドと聞くと少し寝心地に不安を抱きますが、「元々はマットレスを専門に製造していた会社」という前情報だけで、その品質に絶大な信頼感を覚えるのは僕だけじゃないはずです。
クッションは通常のソファと比較するとやや固めで程良い弾力。座る・寝るの両方を考えて設計されており、うっかりソファで寝てしまって腰を痛める心配はもう無用です。
ソファとして考えるならファミリー向けの大きさですが、ベッドも兼ねているのでワンルームのお部屋にだってオススメです。
一人二役のデイベッドを導入すればむしろ省スペースと言えます。
お部屋の狭さはこのデイベッドを諦める理由にはなりません。
背もたれ内部の空間には、枕やブランケットを収納しておくことも可能。
無駄な装飾を無くしシンプルなデザインで、細かなディティールには妥協せず、なおかつ機能的。
これが1950年代に設計されたという事が驚きです。
座面のファブリックは当店入荷後に専門業者様にて張替えを行い(Ribaco NC生地)、ウレタンクッションは交換済みとなっております。
ビンテージのお品物ながら、まだまだバリバリ現役です。
1954年にデザインされ今もなお世界中から愛される「Daybed GE258 」。
現代のどこか味気の無いソファベッドとは一線を画すデザイン性、機能性を兼ね備えたゲタマとウェグナーの名作のご紹介でした。
「ゲタマ GETAMA」及び「ハンス・J・ウェグナー」製品は高価買取対象となっております。お買取りについてご相談は
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