ClassiCon
E1027 adjustable table
本日は、あのル・コルビュジェが嫉妬したともいわれ、まだ男性中心であった20世紀初頭のデザイン界に於いて「天才」と呼ばれた女性建築家兼インテリアプロダクトデザイナー" アイリーン・グレイ / Eileen Gray "の傑作” クラシコン / ClassiCon ”『 アジャスタブルテーブル E1027 』のご紹介♪
才能の杭


1920年、建築雑誌の編集者であった恋人のジャン・バドヴィッチの「南フランスに小さな隠れ家を造ってほしい」という願いにこたえ、南仏の別荘にE1027「メゾンエンボードデメール」という住宅を設計。ヨットの帆布を使った日よけや、ボートの操縦機のようなスイッチを取り入れた遊び心溢れるモダン建築は、建築雑誌で特集されル・コルビュジェも気になり来訪する程の革新的なものだったのだとか。
同テーブルはその住宅の寝室の為に作られ、「E1027」と命名されましたが、その由来は、EがEileen、10はJean(Jはアルファベットで10番目)、2はBadovici(Bは2番目)、7はGray(Gは7番目)からきているといわれています。恋人同士にしかわからない。いや、気付くのか?


そしてそんなオリジナルデザインに基づき製品化したのは、1990年創業のドイツの家具ブランド" クラシコン / ClassiCon "。"Classic"(古典)と"Contemporary"(現代的)を組み合わせた造語です。「20世紀のデザインアイコン」として有名になりMoMAのパーマネントコレクションに選ばれる程。シンプルながら、一度見たら忘れない形をしています。
その人気故に粗悪なレプリカも多いですが、唯一の正規ライセンスを持つ同社のプロダクトには、フレームに「ClassiCon」の刻印が刻まれています。


クロムメッキ仕上げのモデルはよく見かけますが、今回はマットブラック粉体塗装仕上げのスチールパイプフレームに、グレー色の6mm厚ガラスを組み合わせたもの。曲線と直線の対比が目を惹くフォルムデザインが強調され、また色合いは同系色で纏まりを見せたカラーリングです。金属家具特有のぎらつき感が苦手な方には、シックで大人びたこちらのモデルがお勧めです。


支柱が天板と脚部の片側に寄った個性的な形状なので、ベッドに差し込み寝転びながら食事や書き物をしたり、ソファと組み合わせてリモコンや読みかけの本を置いたり。11段階で高さの調節が出来ますので、シーンや用途に合わせたサイズの変更が可能です。
広い空間でもパッと目に留まる存在感。しかしながら、手狭な日本の住空間でもコンパクトに納まる為、限られた空間でオシャレなコーディネートを楽しみたいお一人暮らしの方にも選ばれています。

その時代の中心であったル・コルビュジェの「住宅は住むための機械である。」という主張の正反対の思想を持っていたアイリーン・グレイ。その名は長い間、建築界やデザイン界から意図的に消されていたんだそう。「出る杭は打たれる」というやつです。
でも「出過ぎた杭は打たれない」という言葉もある様に、才能の杭は隠しきれるものではなく、いずれ世界の表面にあらわれます。











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