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E1027 Side Table
一見すると、どこか機械的。
無駄な装飾を削ぎ落としたミニマルな佇まいは、20世紀の近代建築を思わせます。
そんなモダニズムのデザインを語るうえで、欠かすことのできない存在がル・コルビュジエです。
コルビュジエは、建築によって新しい人間の生活を提案しようとしました。
しかし、同時期に活躍した女性建築家 アイリーン・グレイが目を向けたのは、少し違う場所でした。
彼女は「実際にそこで暮らす人の生活」を見つめました。
人はどんな姿勢で過ごすのか。
どこに手を伸ばすのか。
家具はどこにあれば、もっと心地よく使えるのか。
暮らしを観察し、そこから家具のかたちを考える。
一見すると機械的なこのテーブルには、そんな彼女の「人に寄り添うデザイン」が込められています。
人にやさしい機械

こちらのテーブルは1920年代に南仏のコートダジュールに設計した住宅「E1027」のために作られました。

誕生のきっかけはベッドサイドで朝食をとるという、日常の一コマ。
特徴的な脚部はベッドやソファの下に差し込んで、天板を体の近くまで寄せて使うことを想定して作られています。

ガラスとクロームスチールのシンプルな組み合わせは、使う場所を選びません。
ベッドサイドで優雅な朝を迎えてみたり、イージーチェアに合わせて読書を楽しんだり。
高さを11段階で調節できるため、使う人の姿勢やシーンに合わせてちょうどいい高さに合わせることが出来ます。

天板の上に把手があるので、高さ調節しやすいのもポイント!

シャープでありながら、上品で優しい印象を受けるのは、洗練された曲線美によるものなのでしょうか。
ガラストップは視線を遮らず、軽やかな佇まい。
光を受けて輝くクロームスチールは真昼の海原にきらめく、無数のさざ波のを連想しました。

E1027は、一見すると20世紀のモダニズムを象徴するような、機械的でミニマルなデザインです。
コルビュジエが建築によって新しい生活のかたちを提示したのに対し、アイリーン・グレイは、実際の生活から家具のかたちを考えました。
実際の生活から生まれたデザインだからこそ、柔軟な使い方ができます。
ベッドサイドでも、リビングでも、テラスでも。
日々の何気ない時間にそっと寄り添い、いつもの暮らしを少しだけ上質にしてくれる一台です。































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