Hugo Troeds
Vintage Cabinet
半世紀以上もの歳月を超えて、今なお残り続けているビンテージ家具。
長い時間を重ねてきたからこそ生まれる木の色艶や風合い、そして使い込まれることで生まれた独特の表情は、現在つくられている家具とはやはり一線を画すものがあります。
ただ、海外の家具は古いものほどサイズが大きく、日本の住空間には取り入れにくいこともしばしば。
それでも、憧れの家具はやはり手に入れたいもの。
せっかくお部屋に迎え入れるのであれば、空間に無理なく収まり、流行に左右されることなく、永く愛着を持って使える家具を選びたい。
本日は、そんな方におすすめしたい、北欧ビンテージのキャビネットをご紹介いたします。
見せる、仕舞う、使う。

本日ご紹介させていただくのは、1934年に設立されたスウェーデンの老舗家具メーカー「ヒューゴ・トロエッズ(Hugo Troeds)」のビンテージキャビネット。
スウェーデンを代表するデザイナー、ニールス・ヨンソンやイングヴェ・エクストロームらの家具を手掛け、先駆的なデザイナーや建築家たちと協働しながら、機能性とデザイン性を兼ね備えた上質な家具を数多く生み出してきました。
実は、現在ではなかなか詳しい情報を見つけることのできない、知る人ぞ知る家具メーカー。
世界を席巻したミッドセンチュリーブーム。
数多くの家具メーカーが生まれ、そして時代の流れとともに姿を消していった中で、ヒューゴ・トロエッズもまた、その大きな潮流の中で北欧家具の歴史を築いたメーカーのひとつなのでしょう。


デザインを手掛けたのは、1950〜1960年代の北欧家具黄金期に活躍したスウェーデンのデザイナー“ニールス・ヨンソン Nils Jonsson”。
シンプルで機能的な北欧モダンスタイルを得意としており、サイドボードやチェスト、キャビネットといった「箱物家具」を多く手掛けました。
無駄を削ぎ落とした端正なラインと、木材の美しい木目を活かした上品な仕上げが特徴。
素材の魅力を引き立てながら、使いやすさにもこだわったデザインは、現在も多くのコレクターから高く評価されています。

北欧らしい洗練されたデザインとたっぷりの収納力を備えた、機能的なキャビネット。
存在感のあるサイズ感でありながら、圧迫感をあまり感じさせないのは、丁寧に削り出されたエッジ部分の丸みや、木材の優しい色合いによって、全体に柔和な雰囲気が漂っているからでしょうか。
棚板やフレーム、扉の面には艶やかなチーク材を使用し、エッジ部分や把手、脚部にはビーチ材を。
さらにシェルフ部分の奥板にはブラックのペイントを施すことで、異なる木材のコントラストを際立たせ、すっきりとしたフレームデザインの美しさを引き立てています。


上段には、高さ調節が可能な棚板を備えたオープンシェルフを配置。
中段にはスライド式の天板が設けられており、引き出せば書き物をしたり、ティータイムを楽しんだりと、ちょっとした作業スペースとしてお使いいただけます。
下段には開き戸収納を備え、内部にも高さ調節が可能な棚板を備えています。
見せる収納と隠す収納の両方を兼ね備えているため、書籍や観葉植物、お気に入りの食器などをバランスよくディスプレイしながら、自分好みの空間を演出することができます。

余計な装飾を施さず、素材そのものの美しさを引き立てる素朴な佇まいは、北欧家具はもちろん、さまざまなインテリアテイストとも自然に馴染みます。
そのため、コーディネートに不安のある方でも取り入れやすく、長く愛用していただける一台です。
職人による丁寧な手仕事と、高い木工技術を感じさせるディテールの完成度は見事の一言。
使い込むほどに味わいを深め、その魅力を何度でも再確認させてくれる逸品です。































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