Kitani
SR-03 Dining Chair
飛騨高山の地にて北欧家具を生産する国内メーカー”キタニ”。
20世紀のデンマークデザイン家具の製造ライセンスを持ち、高い職人技術によって本国デンマークでも再現が難しいといわれる名作椅子の製造を手掛けています。
ラインナップの中にはイプ・コフォード・ラーセン、ヤコブ・ケアら名立たる名デザイナーらの作品も含まれています。
日本仕様の北欧名作家具
本日はキタニが2007年にライセンス生産を開始した「SR-03」ダイニングチェアをご紹介させて頂きます。
ノルウェーを代表するインテリアデザイナー”シグード・レッセル”が1960年に発表したチェア「SR-02」のアームレスタイプで、北欧デザインらしい細く丸みを帯びた脚部と滑らかに削られた様な背柱が特徴の一脚です。
”シグード・レッセル”は1953年から1956年までの短期間を除き、1968年まで在籍した”ラスタッド&レリング社”で主に活躍していました。
代表作はバットネ社が1971年に発表した4本の特徴的なフレーム構造から成る「ファルコンチェア」。
フィン・ユールと数々の名作を手掛けた名匠"ニールス・ヴォッダー"と共に制作した「SR600」ダイニングチェアがデンマークの家具コンクール「スネーカーギルド」に入賞したことでも知られています。
木材はオーク、ウォールナット、サクラの三種が展開されていますが、こちらはウォールナットによる一脚。
茶褐色の上品な色味で、シックな雰囲気を纏っています。チャコールグレーのファブリックと組み合わさる事で、まるでビンテージ品のような趣きが生まれ、大人びた空間に良く馴染みそうです。
座面は座る位置や角度を調整しやすく、適宜姿勢を変えながらリラックス出来るように広めの設計。
傾斜した背もたれも体の曲線にフィットしてくれるので楽に身体を預けられます。
いかがだったでしょうか?
”SR-02”アームレスチェアは復刻に伴い、日本の生活空間に合うような新しいデザインとして生まれたそう。
北欧デザインがお好きな方、日本の生活にフィットする椅子をお探しの方に自信をもってオススメできる一脚です。