Carl Hansen & Son
CH88P
本日は無垢の笠木と細身のスチールによる素材対比が美しく、ワンランク上のダニッシュモダン空間を演出してくれる巨匠ハンス・J・ウェグナーの名作、" カールハンセン&サン / Carl Hansen & Son "『 CH88P ダイニングチェア 』のご紹介♪
美と機能のバランス力



日照時間が短く屋内で暮らす時間の長いデンマークの生活。様々な気持ちを明るくさせてくれる色鮮やかな食器や、ゆらゆら揺れるモビール等の室内装飾、ルイスポールセン社の幻想的な光のデザイン等、お部屋を美しく演出してくれる数多くの北欧デザインが誕生しました。
” カールハンセン&サン / Carl Hansen & Son “は、デンマークで2番目に大きいフーネン島にて1908年創業。ご存知ハンス・J・ウェグナー、アルネ・ヤコブセン、ボーエ・モーエンセン、コーア・クリント、ポール・ケアホルム、安藤忠雄等、世界の名立たる巨匠達の作品を製造しています。
今回、木の質感を活かし無垢材を削り出す同氏の制作スタイルからは珍しく、無垢材の笠木と脚部にスチールを用いたダイニングチェアが入荷致しました。


『 CH88P 』は、もともと1955年のヘルシンボリ国際博覧会(H55) に出展する為にデザインされました。 家具職人の作業工程が多い事もあり、当時はプロトタイプのみの製造でした。
2014年にウェグナー生誕100周年を記念して復刻。60年近い年月が過ぎても、そのスタイリッシュなデザインは、決して時代遅れ感を感じる事無く、現代人の感覚とマッチし、ホームユースは勿論、モダン空間を意識したカフェ、レストランでも愛用されています。
ウッドフレームの優美な曲線と、印象を引き締める無機質な金属素材が対比。強靭なスチールフレームは、実用強度の限界まで削り取る北欧の木製椅子よりも、更に細身にデザイン出来る事から、全体をより軽快な印象に完成させています。


いわゆる「椅子の顔」として、自然と人の目に留まる特徴的な背もたれ部。フレームには森の木々の中で最も進化した組織構造を持ち、はっきりとした木目により「森の王」の異名を持つオーク材が使用されています。金属フレームとは対照的な温かみある木目の表情と色合い。それらは美しい曲線を描くアウトラインで有機的なフォルムが協調され、思わず手で撫でてしまう心地よい木肌に仕上げられています。
ツノのような形の笠木は、全体の印象が甘くなり過ぎない様に適度な緊張感を加えています。ハーフアームとも呼ばれる肘掛けの構造は、椅子を大きく後ろに引かずに横方向から座れる丁度良い長さ。またゆったりしたい時に腕を置く為に、最低限度の面積のみを残しています。
肘掛けとしての機能と同時に鞄を掛けておくのにも便利な形状。見た目一辺倒ではなく、機能性とのバランスに優れた造形美からは、「椅子の神様」という異名をウェグナーらしさを感じられます。


「CH88」はプライウッド板座のモデルも存在しますが、こちらの座面は高級感溢れる本革仕様。オーク材、スチールと合わせ、3種の異素材の質感が、より豊かな表情を生み出しています。
軽量且つ強靭。またスタッキングも可能という機能美も備えておりますが、やはり椅子単体としての美しさは別格。異素材の組み合わせ、細部の処理、ユーザー目線の設計は、人々の共感を呼び、現在も世界中の食卓で愛され続けています。



その美しいフォルムは使用しない時も凛とした佇まいを演出し、食卓と合わせる椅子としては勿論、リビングの一角に設置しても絵になります。在庫限りとなりますので、是非この機会お見逃しなく。ご注文はお早めに♪











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