"YAKUSUGI" Solid Wood
Low table
実家は田の字型の昔ながらの日本の間取りで、ほとんどの部屋が畳だったせいか小さい頃からフローリングに強い憧れを抱いていました。
そうして自分の部屋として洋室を勝ち取り、その後の一人暮らしでも和室を避けていたわけですが…時を経て気付いた畳の良さ。
和室って、そのまま寝転ぶと気持ちいいんです。落ち着くんです。そして、何よりインテリアの試行錯誤が楽しいんです。
和だけど、和だけじゃない。
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これでもかと和を感じるインテリアにするか、それとも洋を取り入れたミックススタイルでオリジナリティを出すか。
「和室をどうアレンジするか」が楽しくて、今では必ず和室がある部屋に住んでいます。そして、このローテーブルは前者にぴったりなアイテム。
今にも動きだしそうで、生きているんじゃないかと思うくらいに生命力がみなぎる佇まい。
用いられているのは、樹齢数百年を超える屋久杉です。
荒々しい杢目に力強い節など、生きていたままの姿を残しています。
そして、一番外側の樹皮が付いていた凸凹した部分を残したいわゆる「耳付き」。天板の厚みはなんと12cmでした。
荒々しくもその表情は非常に豊かで、見る場所によって違った印象を味わえます。
さらに側面のくぼみ方もそれぞれで、自分にジャストフィットする場所を見つけるというのも楽しみ方のひとつかもしれません(角は比較的滑らかに削ぎ落とされているので、安全に実用いただけます)。
なお、野性味あふれる天板も上から全体を見渡すと、まるで鳥のよう。
背中に食器をのせて飛んでいるかのような姿が微笑ましくて、これが自然に生まれたフォルムだとは思えないほどです。
それから脚部もまたおもしろい。ジョージ・ナカシマの世界観を彷彿とさせるかのように、うねるうねる。
天然木だからこそ生まれるリズムは、場所によって形状が異なるけれども重量がある分しっかりと支えてくれる安心感があります。
ここだけ見れば和の要素が強く、前述の通りやはり和室に似合うことに間違いないんですが、個人的にはソファの前に置いてあえて洋で合わせてみたいとも思っています。
一見テイストの異なるインダストリアルやビンテージ、さらにはモダンまで、意外にもマッチするのではないでしょうか。
荘厳、柔剛、迫力。このテーブルを表現する言葉は尽きることがありません。
全体から和の要素を感じるのに、和にするだけじゃもったいないと思わせる風貌。
和か、洋か。さて、皆さんならどう合わせますか?