Karimoku60
K Chair two-seater Sofa
戦後まもなく、日本は西洋のスタイルを取り入れ始め座敷から椅子に座るスタイルに変化しました。
その後、日本が海外に家具の輸出を試みたデザインが“カリモク karimoku”のKチェアとなります。
一時は生産終了となりましたが、60年代から作り続けられてきたプロダクトを改めて世に伝えるべく「60ヴィジョン / 60VISION」として復刻を果たしたKチェア。
現在ではジャパニーズミッドセンチュリーの代名詞ともいえる程の人気を博し、多くのファンを持つソファとなりました。
本日は、日本の家具ブランドのアイコンともいえる存在のKチェアが愛され続ける理由を紐解いていきましょう。
愛され続ける理由がたくさんあります!
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日本の60年代を支えた古き良き時代の家具をベースに、現在のライフスタイルを彩る家具として多くのユーザーに愛されている「カリモク家具株式会社」のブランド“カリモク60 Karimoku60”。
『変わり続ける現代だからこそ変わらない価値を持つモノ』という理念のもと、ジャパニーズミッドセンチュリーを牽引し続けています。
実はKチェアは、「カリモク家具株式会社」が日本国内向けに生産を行った初めての自社製品だそうです。
当時の日本は、アメリカへ輸出するための家具部品の製造のみを行っていました。
そこで得たノウハウを活かし、日本人による日本人のための家具として開発されたモノがKチェアの始まりとなります。
開発当時はコンパトな3人掛けのソファとして紹介されていたKチェア。
ミニマルなデザインと、どこか懐かしいアメリカンテイストな風合いは、今なお絶対的な支持を得続けています。
デザインの良さもさることながら、座り心地も抜群。柔らかすぎず硬すぎないシートは、一度座ると病みつきになります。
デザインと機能性を両立させた愛され続ける条件の一つでしょう。
Kチェアと言えば、スタンダードブラックやモケットグリーンを思い浮かべるかと思います。
こちらのKチェアは、1970年頃の張り地を復刻したタープグリーンのファブリック。
ブラックの糸と光沢のあるグリーンの糸を組み合わせることで、奥行きのある落ち着いた雰囲気を醸し出しております。
ブナ材を使用したアームは、色合いや杢目にこだわり選び抜いたものを使用しています。
熟練の職人によって丁寧に磨き上げられ美しい木肌を実現しています。
滑らかで手に吸い付くような触り心地のアームは、ずっと撫でていたくなります。
ウォールナットカラーに塗装されたフレームとタープグリーンの相性が非常に良く、思わず見惚れてしましますね。
コンパクトなデザインは日本の住環境を考慮され、まさに日本人のための家具。
どのような環境にも馴染む絶妙なサイズ感は愛され理由のひとつです。
座った時のフィット感は、シートの絶妙な角度調整のおかげ。
計算しつくされたシートの角度と木肘の位置関係は、サイズ感を忘れさせます。
現在では日本の家具も洋風スタイルがスタンダードとなりました。
しかし、50年以上も形を変えることなく造り続けられるKチェアは、ジャパンミッドセンチュリー家具の歴史そのものと言っても過言ではありません。
時を経ても変わらず作り続けられているその普遍性こそ、Kチェアが愛される理由ではないでしょうか?