old maison TEAK CABINET
冬真っ只中の1月末ですが、衣料品店には春らしい軽やかでポップな色合いのアイテムが並んできています。 もう少ししたら、頬を切る風も気持ちの良い季節がやってくるのかとワクワクを感じています。 逆に水に手を触れる度に、冷たさに身をすくめるのも冬ならではの恒例行事(笑) どちらも当たり前にあり、大切な生活を感じる瞬間。 苦かっただけのコーヒーが年を経る度に美味しくなってくるのと同じように、過ぎ去っていく日々を大切にしてゆきたい。 今回ご紹介させて頂くのは、そんな積み重ねていく時間に寄り添ってくれるアイテム。 宜しければ最後までご覧くださいませ。必要なものと、そうでないもの
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今回のアイテムはオールドメゾンのキャビネット。
2枚扉に抽斗が2杯付いた、シンプルなタイプの物になります。
突然ですが、キャビネットに皆様が求めるモノとはいったいなんでしょうか。
極論で言ってしまえば、キャビネットは単純に物を「収納」出来れば良いわけで、ガラスの扉であったり、抽斗というものはどうしても必要なものではございません。
そういったディティールや装飾が付いているのは、より使いやすく、そして「より気持ちよく使い続けられる」という事を大切にした人が過去に沢山いたからに他なりません。
今回のキャビネットもそんなスタンダードな形。
両開きで収納の隅までアクセスが良く、ガラス扉で仕舞った場所は一目瞭然。
ちょっと見せたくないものは下の抽斗へかくれんぼです。
上部に広がりがある事で、棚や格子がある中央とのバランスがとれて落ち着いたある佇まいに。
脚下に補強材があるのも、強度は勿論のこと木の面積が増えて安定感が増しています。
人の気持ちに合理的な作りであるからこその、「スタンダード」です。
オールドメゾンは古材、とりわけ経年したチーク材の風合いを大切にしているブランド。
船の構造材にも用いられたチーク材は油分が多く、経年によってその味わいを変えてゆく魅力があります。
植民地時代のインドやインドネシアで作られた家具をもとに、今現在の生活シーンに似合うアイテムを、ひとつひとつで表情が異なる古材を丁寧に取り扱っています。
ビンテージの風合いを感じられるところはそのままに、作りこみや感性に響くディティールを加えています。
棚は内寸約60×26×26センチ、抽斗は29×26×8センチで統一して左右上下で使いやすく。
開き戸の上部には勝手に開く事を防止する植物モチーフの金具が付いています。
扉の開閉はスムーズで、ビンテージ家具に良くある使いにくい、というストレスはありません。
そして思いきりのよいリペイント。シャビーシックな趣も感じさせますが、良くあるホワイトではなく、退色感のあるスカイブルー。
色褪せたチークと相性の良さを感じるカラーリングはどこかノーブルで、上品な雰囲気が漂います。
ただビンテージな家具をそのまま使うのではなく、お部屋に馴染みやすい魅力を加えて生まれ変わらせる。
素敵な「リメイク」ならぬ、「リプロダクション」です。
たた単純に「昔はよかった」だけではアイテムはただ古ぼけてゆきます。
大切だと思えるからこそ、それを後につなぐために今の感性をくわえて生まれたのがオールドメゾンのアイテム。
長く使い出のあるオールドメゾンのアイテムは人気があり、すぐに旅立ってしまうこともしばしば。
気になる方は、どうぞお早目にご検討下さいませ。











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