INGO MAURER
Blow Me Up
他の誰もが思い付かないようなアイデアで作品を生み出すインゴ・マウラー。
カンパリの瓶や紙切れをシェードとして使用していたり、はたまたでっっかい電球型だったりと常人には到底思い浮かばない照明を生み出す、正に奇才と呼ばれるに相応しい存在です。
今回紹介の1点も初見では目を疑うような照明でございます。
奇想天外な照明
それがこちら。
『Blow Me Up』と名付けられたこちらは、空気を入れたチューブをシェードとして使用した全く新しいスタイルの1点。
一体普段何を食べていたらこんな事思い付くのでしょうか。
チューブは天井から透明なナイロンコードで吊るされまるで本当に宙に浮いているかの様。
この照明でしか実現し得ない、摩訶不思議なスタイリングをお楽しみ頂けます。
ナイロンコードからはずして壁に立て掛けてみたり、床に転がしてみたりしても美術館の空間演出の様なアーティスティックな仕上がりに。
下手をすれば何だかよくわからない物が出来上がってしまいそうな所を、しっかりとした照明器具の形で完成させるデザイナーの手腕を感じさせられます。
端のセンサーに手を近付ける事でON/OFF・調光が可能なのですが、その人の動作までもが近未来的でカッコ良いものに感じられます。
光源には柔軟性のあるLEDストリップを使用している為、空気を抜いてくるくると巻いてしまう事が可能。そのまま専用のアルミ缶に収納できます。
飾った後だけでなく、飾る過程までをも楽しませてしまう『Blow Me Up』。
デザイナーの才能とユーモアが詰め込まれた、奇想天外な照明です。