IDEE
STILT サイドボード
七月も後半に差し掛かり、いよいよ夏本番となって参りました。
子供達はもういくつ寝ると夏休みですね、羨ましい限り。
私が小学生だった十年程前は暑さもここまで酷くはなかったので、夏休みは外で一輪車やら竹馬やらを乗り回して遊んでいましたが、今の子供たちはこの暑い中一体何をして過ごすんでしょうか。
ところで竹馬といえばIDEE/イデーのインテリアシリーズ「STILT/スティルト」が思い出されます。
STILTとは「竹馬」を意味する英語です。
今回は人気の同シリーズより、サイドボードが入荷いたしましたのでご紹介致します。
無駄なく、遊ぶ。
1982年創業の国内ブランド、IDEE/イデーは「美意識のある暮らし」をコンセプトに掲げ、国内外の様々なデザイナーとコラボレーションし開発した独自のインテリアを提供するブランドです。
STILTシリーズを手掛けたのは、IDEEと幾度もコラボレーションを重ねている、ベルギー出身の人気インテリアデザイナー、Marina Bautier/マリナ・ボーティエ。
彼女は英国西部に位置する都市ハイ・ウィカムにあるバッキンガムシャー・ニュー大学でデザインを学びました。
ハイ・ウィカムは豊富な資源と好立地からイングランド最大の家具の都として発展しました。同大学は19世紀の終わりに建設された当時ハイウィカム技術学校という名を冠していた通り、地域における産業技術者育成に寄与してきた歴史あるデザイン学校です。
マリナ・ボーティエの持ち味はミニマルでニュートラルなデザイン。
本プロダクト「STILT」にも彼女の持つ美意識が余すことなく表現されています。
STILTの名の通り、竹馬のように真っ直ぐ伸びた脚が本シリーズの最大の特徴です。
装飾を無くし極力シンプルに仕上げた造形が、空間にリラックスした開放的な空気を与えてくれます。
STILTのサイドボードはSとLの2サイズ、更にホワイト、ナチュラル、グリーンブラックの3色展開で、計6パターンが存在するのですが、今回入荷したのは収納力抜群なLサイズ×オークの木目の美しさが際立つナチュラルカラーの個体。
木という生きた天然素材が、一台一台に対し個性のある表情を与え、デザイン性の高さを引き立たせています。
背面もこんな感じで、正面や側面と同じオーク材の板が贅沢に使われています。
Lサイズの幅は約141cmとなってますが、脚部が長くすっと伸びているためかサイズの割に圧迫感を感じさせず、軽やかで涼しい雰囲気を纏っています。
直線的で無駄のない造形ですが、円柱状の脚や把手部分やなどには丸みがあり、そのおかげか堅苦しさが無く、寧ろ無垢で可愛らしい印象すら抱きます。竹馬という玩具から名前をとったデザイナーの遊び心ときめ細やかさが垣間見えます。
正面から見て左列の二つはそれぞれ独立したドロワー。
ドロワー内部は柔らかな色味の別の木材が使用されています。
中央列は上下開き、右列は左右開きの二段の扉付のキャビネットとなっております。
1台で3つの開き方を網羅した、大変豪華な造り。
深さ約44センチと奥行たっぷりなので、収納力も抜群です。
棚内部には配線用の穴が開けられていますので、TVボードとしてのご利用は勿論のこと、ビデオレコーダーやオーディオ、その他機器の設置も可能となっております。
他にも、背面を活かした間仕切りや、上段にオブジェやアートを飾り、内部にコレクションを収納するディスプレイボードとしてのご使用もオススメです。
暑い夏、STILTによって一段と涼し気に生まれ変わったリビングルームで、ご家族と一緒にテレビを見たり、お気に入りのコレクションを眺めながら過ごされては如何でしょうか。
以上、IDEEよりSTILTのご紹介でした。