EARL
iron shelf
素材そのものの良さを味わう。
料理などでよく耳にする気がしますが、私は家具にそれをよく感じています。
もちろん、素材に塗装を施すことで魅力が増すものがあることも事実。購入後のケアをしなくても長持ちするのは塗装が施してあるからだったりもします。
それでも、素材の良さを活かしたものづくりに惹かれてしまう。
今日はそんな、私が惹かれた家具のお話。
鉄にも個性。
木の家具で言えば、ワックスやオイル仕上げ、革製品ならヌメ革。
これらは肌触りや表情を素材そのままに活かした仕上げ方法。
材本来の良さを最大限に引き出し、使い込むほどに味わいが増していく。
その分繊細で、ときどき手入れをしてあげなくてはいけません。でもそこもいい。
>>この商品の詳細を確認する
木や革の話はそこそこに、今回の主役は無塗装の鉄。
実は今まで鉄の表面にどのような塗装が施してあるかまでは無頓着でした。
このシェルフの説明を見るまでは。
アールのシェルフは黒皮(くろかわ)仕上げ。
黒皮仕上げとは?
私以外にも頭に?が浮かんだ方が多いはず。
『 製鉄の行程において鉄を約1000℃の高温で成形する際に、温度が下がると表面が酸化して被膜が作られます。
このように自然に発生する為、色の濃淡や手触りなど一定ではありません。』※アールHPより抜粋
黒皮仕上げとは自然発生の被膜のことだったんですね。
色の濃淡、手触りのバラつき。いいですね。鉄という性質上、イメージではどれも一緒で個性が生まれないものと勘違いをしておりました。。。
意識して見てみると、確かに個性だらけ。
色むらなんて、本当にバラバラ。
青っぽく見えるところもあれば、赤みを帯びてるように見える箇所も。
もちろん色のベースは黒なのに。不思議。
今回は片面4段仕様と両面6段仕様の2種類入荷しております。
複数の入荷となっておりますので、揃えて使うのもおすすめです。
まさか鉄に個性を見出す日がくるとは。
今後の入荷の楽しみが増えました。
興味がございましたら見て、触って、鉄に個性を感じてみてください。
ちなみに黒皮鉄に錆が出たらオリーブオイルで対処できるみたいです。意外とお手軽。