Ercol
60’s Hoopback dining chair
幅広いインテリアに馴染むナチュラルなデザイン、丈夫で長持ちすることからも高い人気を博している"ウィンザーチェア"。
中でも英国の名門と名高い老舗「アーコール Ercol」社のウィンザーチェアはその代表格として知られており、世界中のインテリアファンやコレクターに愛されています。
本日ご紹介させて頂くのはそんなアーコール社の希少なビンテージチェア。
初めてのビンテージチェアからコレクションアイテムとしてもお勧めの一点となっておりますので、是非ご覧になっていってください。
時の流れを味わって。
>>この商品の詳細を確認する
アンティークやビンテージの世界でも特に注目されている「英国家具」。
英国では古くから"代々に渡って生活道具を引き継ぐ"という伝統があり、今も多くのアンティークやビンテージ家具が残されていると言われています。
そんな英国家具ならではの魅力を活き活きと伝えてくれるのが、アーコール社の家具。
1920年に創業してから今も尚家族経営を続けるアーコール社ですが、唯一無二の高度な技術力とデザイン力で生み出される家具は"一生物"として世界中の人々を虜にしてきました。
特にチェアに関しては実に様々なデザインのものを生み出しており、そのバリエーションは数百種とも言われます。
こちらはアーコール社の中でも定番の人気を誇る「フープバックチェア」。
アーコールの名を世界的に広めた曲げ木技術によるバックシートが特徴で、一本の木材を蒸気で曲げたフレームは今やアーコールのアイコン的存在。
美しいばかりでなく、木材が持つ粘り強さと強靭さを最大限に高める伝統的な製法です。
定番のデザインと言われるフープバックチェアですが、よく見ると座面シートはバイオリンシェイプと呼ばれる珍しい仕様。
バックのスポークも通常4本か6本であることが多いのですが、こちらはクエーカーチェアに多く見られる5本仕様となっていますね。
一見素朴で可愛いアーコールチェアなのですが、なかなか見かけないディティールは通な見どころもあり飽きさせない一点です。
座枠を使用せず脚部をそのまま接合する造りも特徴的です。木の性質を知り尽くした職人による卓越した業を伺い知る事ができます。
四角いブルーのシールが貼ってあるので、このチェアが作られたのは1960年代だということがわかりますね。
そう、ビンテージアーコールと言えば「イングリッシュエルム材」が使われている点も大きなポイントではないでしょうか。
日本では"ニレ"として親しまれいますが、英国では古くから様々な家具や馬車の車輪等に使われてきた重要な木材として人々の生活を支えてきました。
実はイギリス産のエルム材は1970年代に木の病が蔓延した事でその殆どが枯渇してしまっており、現在は北米産のエルム材が主流となっている為、イングリッシュエルムは大変希少な素材なのですよ。
時を経た事で飴色に変化したエルム材。
その素朴で味わい深くも上質な佇まいは、ビンテージアイテムを所有する喜びをより一層に引き立ててくれるものとなっております。
傷の一つ一つ、リペアが施された跡も、何気ない毎日が大切なものであったことを伝えてくれる素敵なデザインの一部。
お部屋に置いておくだけで格別な雰囲気をプラスしてくれますし、勿論腰かけた際の自然なフィット感も、魅力的なものとなっております。
是非この機会に、お使いの空間に「ビンテージアーコールチェア」をお迎えしてみては如何でしょうか。