Ercol
Hoopback Arm Chair
愛され椅子というと真っ先に思い浮かぶのが、Ercol(アーコール)です。
フープのように曲線を描くフレームにスポーク(長細い棒)が並ぶ背もたれデザインは、ウィンザーチェアのひとつ、ボウバックとして古くから英国で愛されてきました。
それでもフープバックと呼び方を変えるだけで、アーコールのデザインに早変わり。今や定番として定着しています。
可愛すぎて罪なやつ
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デザイナーズのような派手さはなく、どちらかといえば素朴。でもこの雰囲気が可愛くて、これこそがアーコールらしくて。
店内の数ある家具の中でも今、ご来店頂いたお客様が触れたり座ったりする回数が一番多いのがこのフープバックアームチェアです。
前述の通り、フープバックの背もたれはアーコールの定番ではありますが、実際はそっくりなデザインの椅子がたくさんあります。
でもほとんどの人がひと目見て「アーコールだ!」と分かるのは、やっぱりオーラのせいでしょうか?
なんて目に見えないものではなく、このナチュラルな佇まいの中にも実は「らしさ」を裏付ける特徴が隠されています。
例えば、脚部などのスティック状のパーツ。両端にいくほど細くなる形状でここまですっきりとしているのは同社だけだと思います。
それから、座面に突き出た4つの丸。脚の先端部分です。これは脚先のデザインを壊さないようにあえて座面側に貫通させて脚の長さの調整を行うためだそう。
他にも座繰りが設けられていたり、ボタンのような木栓が付けられていたり、座面が波打つような杢目のエルム材だったり。ひとつひとつのパーツにもこだわりが感じられます。
しかも今回はアーム付き。アームそのもののの滑らかで丸みのあるフォルムだけでも可愛いのに、それを支えるピンと伸びたパーツがまたたまりません。
人形劇の棒使い人形のように動かしたり操れたりできそうな気がしているのは私だけでしょうか。
たくさんの特徴から生まれるアーコールらしさを綴ってきましたが、実際のところやっぱりオーラもまとっているのかもしれません。
この椅子を見るだけで「あぁ」と感嘆の声を漏らさずにはいられなくなってしまうのです。可愛すぎて罪なやつです。
ちなみにアームの高さは(一番高いところで)約68cm。幕板のないテーブルに合わせれば収まりも良く、ダイニングチェアとしてもストレスなくご使用頂けます。
せっかくなら実用で。パーツもオーラも座り心地も可愛らしい佇まいもすべて、ひとり占めして楽しみたくなる愛され椅子です。
フープバックアームチェア 6本タイプ A
フープバックアームチェア 6本タイプ B