ERCOL
Goldsmith Chair
一度その良さを知るとなかなか抜け出せない魅力があるヴィンテージ家具。
ヴィンテージ家具と聞くと、家具に詳しい人のものという印象が少なからずあり、「なかなか手を出しにくい」「自分の家に取り入れるのは難しそう」「昔に作られているからメンテナンスが大変そう」と思う方もいるのではないでしょうか。
そんなヴィンテージ家具の中でも、現代でも使いやすく、取り入れやすいデザインが多いブランド、“アーコール ERCOL”社から“ゴールドスミス ダイニングチェア”をご紹介させて頂きます。
普段使いのUKビンテージ
1920年創業イギリスビンテージ家具を代表する老舗家具メーカー“アーコール ERCOL”社。
当時では先端技術であった「曲げ木」を用いて、従来では難しかった曲線美が光る、クオリティの高いデザインの家具を製作・販売しています。
極めてシンプルなデザインで、強烈な個性を放つプロダクトとは言い難いアーコール。
ですが、なぜかその作品を一目見ればアーコールの家具だ!と分かってしまう不思議な魅力があり、それがアーコールの良さとも言えます。
今回ご紹介させて頂くのはスマートなフォルムがかっこいい“ゴールドスミス ダイニングチェア”。
「金細工師」を意味するゴールドスミス。名前の由来は、かつてオリヴァー・ゴールドスミスという詩人が愛用していたことに因んでいるそう。
アーコールの中でも特に背もたれが高く、上から地面に向かって広がっていく形状やハイバック仕様ながら抜け感のあるスポークバックの背もたれにより圧迫感を感じさせません。
両端合わせて7本のフレームで背もたれに掛かる体重を上手く分散し、その華奢な姿からは想像もできない耐久性と安定感を誇るこちらのチェア。
座繰り加工が施された座面は身体のラインにフィットし、長時間の着座でも疲れにくくオススメ。
座面にはエルム材を使用。頑丈で粘り強く、耐水性・耐久性があるエルム材はダイニングチェアに適しており、温かな黄褐色と濃くうねるような木目を持ち、アーコール製品の大きな魅力のひとつと言えます。
又、背もたれや脚部にはビーチ材を使用し、ナチュラルな色味と優しい木目で柔和な雰囲気を醸し出しています。
見た目の可愛らしさは言わずもがな、コンパクトかつ比較的軽量で扱いやすい点も魅力であり、老若男女問わず楽に移動させることが出来ます。
派手な装飾は無く、シンプルかつナチュラルな質感は様々なスタイルのインテリアにも合わせやすく、洋室だけでなく和室にも違和感無く溶け込みオススメ◎。
日本の居住空間にもマッチするスッキリとしたシルエットは、ダイニングや寝室などシーンを選ばず活躍してくれます。
ステータスとしてのヴィンテージも良いですが、アーコールのように一緒に生活を共にしていけるヴィンテージもまた魅力的。
アーコールが生み出す上質なダイニングシーンで過ごす団欒の時間は、より特別なものにしてくれそう。
360度どこから見ても絵になるアーコールのゴールドスミス。 初めてのヴィンテージ家具として取り入れやすく、自信を持ってオススメできる一脚のご紹介でした。