Ercol
Quaker Chair
枕を新調しました。ずっとNo 枕派だったので、ついに枕を買いましたの方が正しいかもしれません。
ただ普通の形ではなく、首にあたる部分だけ円柱状のクッションが入っていて、緩やかなカーブが頚椎にフィット。頭の部分はタオルの厚みだけでほぼ枕なしの時と変わらない高さです。
ストレートネックが少しでも改善するようにと使い始めましたが、そもそも猫背になりがちな普段の生活から気を付けないといけなさそうです。
立てば芍薬、座れば牡丹
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あまり鏡に映すことがない自分の後ろ姿がだらしなくなっていないかなぁとちょっぴり意識し始めた今日この頃。健康のこともあるけれど、背筋を伸ばして胸を張るだけで大分印象が変わる気がします。
目指すは、後ろ姿美人。立っている時も座っている時も歩いている時も、美しい姿で立ち居振る舞いたいものです。
でも実は、後ろ姿に美しさを求めるのは人間だけではありません。生活の中で後ろ姿ばかり見られているダイニングチェアもそのひとつではないでしょうか。
座り心地やデザインに加え、後ろから見たときの美しさもぜひ重要視したいアイテムです。
1920年創業のイギリスの老舗家具メーカー、ercol(アーコール)社のクエーカーチェアはまさに後ろ姿美人。
代名詞ともいえるフープバックチェアのフープ(曲木)部分がよりシャープに、より高くなったハイバック仕様の背もたれがすっきりとした軽快な印象を与えます。
一見ナチュラルな風貌ですが、今回はビンテージの1脚。経年により少しだけくすんだり濃くなった木色が、味わい深さを増しています。
さらに、座面に用いられたエルム材や5本のスポーク(現行は6本)はビンテージ品ならではの素材とデザイン。この“ 今はない ”という特別感こそが、古い家具の醍醐味のひとつといえるでしょう。
もともと掛け心地の良さには定評のあるアーコールのダイニングチェアの中でも、特に背中へのフィット感を感じられるクエーカーチェア。
ハイバックの優しい支えが、椅子だけでなく座る人の後ろ姿までも美しく保ってくれます。
立っても座っても歩いても、魅力的な姿の美人を形容することわざ「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」。
自分でよい姿勢を心掛けることも大切ですが、時には枕のように道具に頼ってみるのもよいかもしれません。
そのままの美しさを楽しむことも、座って牡丹になることも同時に叶えるアーコールのチェアは、いわば才色兼備。
きっとここに長年世界中の人々から愛される理由があるのだと思います。