artek
Table 95
ん?
何だこの形は...。
見た目は可愛らしいけれど、これは使いやすいのでしょうか?
いや、使いやすいんです。非常に。
そんなアイコニックさと、幅広い使い道のある名作が入荷いたしました。
独特、だけども万能
今回は、“アルテック artek”より"テーブル95 Table 95"のご紹介です。
デザインを手掛けたのは、フィンランドが生んだ20世紀を代表する世界的なデザイナー、アルヴァ・アアルト。
プロダクトデザインだけでなく、建築から家具、ガラス食器などの日用品のデザイン、絵画と幅広く活動していたことで知られています。
そんな彼が3人のデザイナーと共に始めたのが、北欧を代表する家具・照明メーカー、"アルテック artek"。
Art(芸術)とTechnology(技術)を掛け合わせ命名されたアルテックは創設の1935年から現代まで、その名の通り素晴らしいプロダクトを作り続けているメーカーです。
テーブル95の特徴としては、何といってもその半円形で三本脚のフォルム。
有機的なフォルムで素材の温もりを感じさせますね。
フィンランド産の優しく柔らかな印象のバーチ無垢材を活かしたルックスです。
1933年に発表されて以来、世界中のインテリアファンより愛用されるロングセラーアイテムになっております。
住まいの子供部屋から図書館などの公共空間などの環境。
そしてキッチンの作業台やデスク、サイドテーブルや飾り棚といった用途。その両方に応える高い汎用性があります。
使い方はそのまま壁付けにして、半円や長方形のテーブルと合わせて大きなダイニングテーブルとしてなど、幅広いレイアウトをお楽しみ頂ける1台です。
この脚の加工法もアアルトらしさを含んだポイントです。
Lレッグと呼ばれる柔らかな曲線を描く脚は、バーチ無垢材の上部に切り込みを入れ、薄い板を挟み、加圧して曲げるという特殊な曲木技術で加工されたもの。
これはアアルトが試行錯誤を重ね生み出した、素材としての木材の可能性を大きく広げた革新的な技術でした。
デザインだけでなく強度の面の実用性も叶える。
同氏のデザイン哲学を十分に感じさせる重要な仕様です。
バーチ材の優しい素材の清潔感があいまって、北欧モダンをご堪能いただける一品。
来客時や、家族が増えたり部屋を引っ越したりと、状況に応じてお使いただけるので、永く愛用できます。
時間の経過とともに美しく経年変化していくのも醍醐味です。
見た目良し。機能も良し。
アアルトならではの空間に溶け込む洗練された逸品です。