American Seating Company
Vintage School Desk
素材の質感をそのままにした無骨な風合いや醸し出される非日常的な感覚から、クールなインテリア空間づくりにぴったりなインダストリアル家具。
現場の求める声から生み出されたデザインには機能性と頑丈さのために凝らされた独自の意匠が見て取れます。
とりわけ工業大国・アメリカでは"LYON リオン"をはじめ多くの家具メーカーによるインダストリアルデザインが盛んに行われており、現行品からビンテージアイテムまで根強い人気を誇ります。
木と鉄で支える工業デザイン
米国ミシガン州に拠点を置く家具メーカー"アメリカンシーティングカンパニー American Seating Company"。
18社の家具メーカーを統合して1906年に設立した同社は公共施設向けの製品を数多く手掛けており、学校向けのデスクやオフィス家具、さらには公共交通機関の座席など多岐に渡り、同社の製品はアメリカ国内でトップクラスのシェアを誇ります。
中でも1930年ごろに作られた木製のフォールディングチェアはオフィスや軍隊向けに大量生産されたことで広く知られ、日本をはじめ世界各国で現在も高い人気を誇ります。
今回入荷したスクールデスクもそんな同社が手掛けた製品の一つ。
木の天板にスチールのフレームを組み合わせた日本でもお馴染みのスタイルですが、天板を囲い込むようなフレーム構造やレトロな風情を感じさせるベースの造形など、随所にUSビンテージならではの魅力が散りばめられた一台です。
モデルや製造年など詳しい情報こそ不明なものの、一つ一つの素材感が直に感じられるデザインに加え明るいバーチ材の天板や経年変化が趣きのある色合いにしたフレーム、赤くペイントされた収納スペースなどカラフルなリズムが楽しい配色に仕上げられています。
また、同社の刻印が刻まれた収納スペースは中央で仕切られており、左右で書類や文房具などを分けて収納しておくことも可能です。
いざ実用するとなるとその機能性が気がかりなビンテージアイテムですが、こちらのデスクは左右の脚に付いたボルトを使って天板の高さを細かく調整可能。
子どもから大人まで体格に合わせてお使いいただけるほか、お持ちのデスクチェアとも合わせて取り入れやすくなっております。
天板のサイズは幅約120cmとやや大きめになっており、チェアを2脚差せるほどに余裕のあるサイズ感。
ワークデスクとしてPCはもちろん、書類を広げて作業するといったシチュエーションでも広々とお使いいただけます。
確かな実用性と無骨な風合いが光る"アメリカンシーティングカンパニー"のビンテージスクールデスク。
工業製品としての実用性が機能美へと昇華されたデザインは、インダストリアルなアクセントとして様々なスタイルのお部屋にマッチしてくれます。
フレームの錆びや塗装の経年変化も唯一無二の味わいとなる一台、日々の暮らしに取り入れられる機能的なUSビンテージをぜひこの機会に。