UK Antique
Hall Desk
イギリスのアンティーク家具は日本の家具には見られない西欧の貴族文化の香りと上品な佇まいから、ついつい心惹かれてしまいますよね。
時代背景と共に様々な美術様式を取り入れながら変化してきた英国家具は、その時代の流れや時間をも思い描かせてくれ、感慨深い歴史的作品のひとつとも言えるのではないでしょうか。
本日は様々なリバイバル様式が誕生し、最もイギリスアンティークで見られる個体数が多い1930年代頃のホールデスクのご紹介をさせて頂きます。
中世ヨーロッパの書斎を現代に。
1930年代英国、都市を中心に住宅建築ブームが起きた事で家具に対する需要が増えた事で、住宅建築戸数は、実に400万戸を超えそれに伴い様々な家具のスタイルが集中的に造られました。
こちらは18世紀初頭~19世紀初頭に流行したジョージアン様式をリバイバルさせた英国家具の伝統と威厳を感じさせる品のある佇まいが魅力的です。
樹種に選ばれたのは高級木材の一つ”ウォールナット材”。
煌めきを内包する木肌、珠杢や表情の豊かな杢目が気品を感じさせる優美な雰囲気が特徴的で、世界三大銘木としてもその名を馳せております。
天板には英国アンティーク家具らしい金箔押しされたレザーが貼られております。
渋みのあるグリーンに落ち着いたトーンの黄金色がアクセントとなり、イギリス特有の上品な紳士淑女の優美な書斎を演出しております。
贅沢且つ上品に纏められた家具本体の華やかさを更に昇華させているのがこの”カブリオールレッグ”。
フランスのダンス用語で「弾む」とか「飛び上がる」という意味の「カブリオール(Cabriole)」に由来する英国伝統様式の脚部で、軽やかでリズムのある佇まいを生み出してくれております。
随所に至るまで徹底的に拘りが詰まっている完成された逸品と言えるでしょう。
歴史を刻む事で生まれる古艶(パテナ)も美しく、深く歴史を刻んできたであろうビンテージらしいコンディションも非常に魅力的です。
是非英国の貴族文化の香りを色濃く残したホールデスクで、あなただけのお気に入りの書斎を作ってみてはいかがでしょうか。