欠かせない木味
家具といえば、木。ちなみに古代エジプトで保管や収納のために作られた大きな箱が家具の起源だそうです。
ただの箱が姿を変え、補強が加えられたり装飾をまとったり。生活に合わせてさまざまな形へと変化していきます。
でも、そんな長い家具の歴史の中でも「木を使う」ことだけは、絶対的に揺らぐことがないのです。
Pick up “ Old Wooden ” items
と、何やら堅苦しいはじまりになってしまいましたが、つまるところ現代の暮らしにも木は欠かせない存在という話です。
木があるだけで、気持ちが安らいだり落ち着いたりするもの。
とりわけ時を経た木が宿す、新品の家具や観葉植物とは異なる木味はまた別格です。
そこで、今回は古い木味を楽しむアイテム特集。小さめサイズを集めてみました。
French Vintage Style 木製ミニスツール
まずは、片手でも余裕で持ち運びできるほどの小さなスツールです。使い道が決まっていなくても何かに使えそう?
珠が連なったデザインの脚部(ボビンレッグ)と程よいスレ感が、とにかく可愛い佇まいを作り出しています。
Scandinavian Style スクエアバスケット
四角いバスケットは、マガジンラック代わりに。こちらも、いい味わいが出ています。
ソファや椅子の傍らにあるだけで、素朴な温かみが生まれるよう。アウトドアでのご使用もよいかもしれません。
Vintage ローズウッド ウォールミラー
深みのある木色はローズウッド。近づいて見ると力強い杢目が装飾のようにも感じられます。
壁に取り付けても台の上に乗せても使える43×54cm。空間を引き締めつつ奥行きを出したいときにおすすめです。
Vintage チーク無垢材 ウォールミラー
どうせなら全身を写したいという方には、チーク材の姿見を。と言っても高さは131cmしかありません。
圧迫感を感じさせないシンプルデザインで、さまざまなインテリアスタイルに溶け込みます。
Japan Vintage 鎌倉彫 一面卓上鏡
逆に小さな鏡を探し中という方には、鏡台なんていかがでしょうか?ちょっぴり経年の傷をまとったジャパンビンテージです。
丁寧な鎌倉彫りも見事ながら、実は小さな金具も可愛くて手が込んでいるのです。さすがの職人技です。
Japan Vintage ナラ材 小引き出し 1段
小さいといえばこんな抽斗もあります。しっかりと作られた日本の古家具です。何を仕分けていたのでしょう?
現代で使うなら名刺入れにしたり、ハンカチやアクセサリーをしまったり…たぶんアイデア次第でいろいろ使えます。
雅流 組紐 角台
最後は、少し番外編。伝統工芸である組紐をつくるための角台です。が、佇まいだけでも趣きがあります。
組紐をつくらずとも味わうことができる古道具ならではの魅力。使い込まれた感じがまた◎です。
おわりに
「やっぱり、木はいいなぁ。」と思ってしまうのは、私が古い木味に目がないからでしょうか。
でも同じようにこの味わいをインテリアにプラスしたい!と共感して頂けていたら嬉しい限りです。
歴史の一片を経年の風合いで感じるというのは大げさかもしれませんが、小さなインテリアアイテムでも十分楽しむことができる古い木味。
きっと暮らしに欠かせない存在になってくれると思います。