スツール愛は止まらない
背もたれやアームのない簡易的な椅子、スツール。
腰掛けて使うのはもちろん、形状によって足置きにできたりサイドテーブル代わりになったりと何かと便利なアイテムです。
持っている数だけその万能さを味わうことのできる魅惑的な家具のひとつです。
PICK UP Various Stool !!
もちろんアアルトのスツール60や柳宗理のバタフライスツールなど、名作を手にするのも良いですが、今回は普段使いにぴったりなものを集めてみました。
きっと用途に合った1脚が見つかるはず。スツールラバーの皆さん、必見です。
Broste Copenhagen | SIRE Stool
インダストリアルな風貌をしたBroste Copenhagen(ブロストコペンハーゲン)のサイアースツール。北欧家具というだけで、洗練された工業系に見えちゃうから不思議です。
魅力は花台や荷物置きにも使えるフラット座面。しかも高さを変えられるので使うシーンを選びません。カラー違いで2脚入荷しています。
LYON | FACTORY STOOL L
同じくインダストリアルのスツールをもうひとつ。アメリカ生まれ、LYON(リオン)社の1脚です。日本ではP.F.S(パシフィックファニチャーサービス)にて取り扱われている人気者だったのですが、実は一度生産が終了に。
現在は復刻モデルが販売されていますが、どうやらエンボスが変わっていたり新たにフックが付属したりとマイナーチェンジしているようです。ちなみにウッドシートは現行にはない仕様です。
イチロのイーロ | Kororo Stool
打って変わって、跳び箱みたいな形が可愛らしい伊千呂(イチロ)のコロロスツールはナチュラルスタイルの1点。
座面をパカっと外すと中には収納スペースが現れます。座るだけじゃなくしまうこともできるなんて、スツールって本当にオールラウンダーです。
Werner | Shoemaker Chair NO.69
さてお次は北欧のナチュラル。Werner(ワーナー)社のシューメーカーチェアといえば、先に挙げた名作と並ぶほどの知名度を誇ります。
一度見たら忘れられないお尻の形の座面がチャームポイント。この形状だからこそのフィット感は、他のスツールでは味わえない無二の魅力です。座高65cmのNO.69はキッチンの作業椅子におすすめです。
Knoll Studio | CESCA STOOL
ラストを飾るのは、Marcel Breuer(マルセルブロイヤー)が手掛けたチェスカスツール。背もたれがありますが、スツールの名前が付いているので歴としたスツールです。
なんといってもカンチレバー構造が生み出す特有の弾力はやみつきポイント。バーチェアなのでご自宅にいながらお店の雰囲気も味わうことができそうです(名作は紹介しないつもりでしたが結局載せちゃいました)。
おわりに
デザインもサイズもいろいろなスツールたち。使う場所が決まっていなくても、きっとどこかで役に立ってくれることでしょう。
そんな風に気軽に取り入れられるだけでなく、いくつあっても困らないのがスツールという家具がもつ特権です。
使い勝手の良さを知ればきっと誰もがスツール愛を止められなくなるはず。そうなればもうスツールラバーズの一員です。