オンリーワンのアートピース
フィンランドの偉大なガラスデザイナー、オイバ・トイッカによる" バーズ・バイ・トイッカ(Birds by Toikka) "。 インプションでは一昨年に
「Birds by Toikka の小さなオンライン展覧会」を開催するなど、ありがたいことに今ではお馴染みのアイテムになりつつあります。 特に今回はビンテージに廃番品、そして限定品といった新品ではもう手に入らない希少なものばかりが並びます。 まだまだバード初心者の私にとって、今回のラインナップはその希少性だけでなく、オイバ作品の新たな一面を見れたような感覚で、また一つ世界を広げてもらえた特別なものとなりました。 それは私だけではなかったようですね。 昨日のオンラインストア掲載から1時間経たないうちに1羽2羽とあっという間に巣立っていったのです!(現在は、祖師ヶ谷大蔵店に入荷した7体のうち2体が在庫しています。)
Birds by Toikka
初めてバードが誕生したのは1972年。ヌータヤルヴィ工場からイッタラ工場での生産に切り替わり現在に至るまで、オイバによるバード達は300種以上も製作されているそう。 カタチや大きさ、色や模様でそれぞれの鳥を独自のスタイルでダイナミックに表現しており、鳥それぞれに個性があるように、職人のマウスブローによるイッタラバードの作品も同じものは2つとして存在しません。 それでは祖師ヶ谷大蔵店にやってきてくれた、7点の特別なバードたちをご紹介していきたいと思います。

世界中にコレクターがいると言われるイッタラバードは、現行の定番ラインナップ以外にも限定品や別注品などとかなり複雑化しており、コレクター心くすぐるアイテムでファンを魅了し続けています。 まずは、そんな数量限定で販売されたコレクタブルなバードとエッグから見ていきましょう。
イッタラ iittala イッタラバード フェスティブ Festive Mistle Thrush ●

ヌータヤルヴィの220周年を記念して2013年に220個限定で製造された「Festive Mistle Thrush Limited Edition」。 「Kulorastas」(日本名で「ヤドリギツグミ」)という鳥をモチーフにデザインされています。 白いボディとブルーグレーがかった斑点模様に加え、透き通った頭部のクリアガラスがポイントとなっています。 トイッカのバードシリーズ生誕40周年を記念するFestive Catcherの限定2000体に比べ、220体とかなり少量生産であるため探されている方も多いのではないでしょうか。

「O. Toikka Nuutajarvi 2013 129/220」のカットサインとシリアルナンバー入り。(※SOLDOUT)

イッタラ iittala イッタラバード アニュアルエッグ Annual Egg Mistle Thrush ●

1996年から毎年発表されているアニュアルシリーズより、2013年に750個限定で製造された「Mistle Thrush Egg」。 こちらもFestive Mistle Thrushと同じ、「Kulorastas」(日本名で「ヤドリギツグミ」)という鳥をモチーフにデザインされています。 白い卵型のボディにブルーグレーがかった斑点模様があしらわれた、淡い透け感が魅力の逸品です。 単体でも可愛らしいのですが、やっぱりバードとセットで飾りたくなりますね。

「O. Toikka Nuutajarvi 2013 426/750」のカットサインとシリアルナンバー入り。(※SOLDOUT)


ここからは、バードシリーズの中でも異色の存在として高い人気を誇るフクロウたちをご紹介します。 フクロウが初めて発表されたのは、1984-85年のEagle Owl・Pearl Owl・Lapplands Owlの3羽。顔の描かれた丸いガラスを胴体に貼り付けた独特の手法はここから始まっています。 そこで皆さん、具体的な目鼻口などでしっかりと顔が描かれているのはフクロウにしかない表現だということをお気づきでしょうか。 命を吹き込むように一点一点愛情を込めて生み出した数々のバードたちの中でも、フクロウにはまた違った思入れがあったに違いありません。 なんとも言えない緩い表情に思わず笑みがこぼれ、日常に癒しを与えてくれるバーズ・バイ・トイッカの癒し系フクロウを、どうぞご覧ください。
イッタラ iittala イッタラバード シロフクロウ ポーラーナイト オウル オス Polar night owl male ●

2015年にイッタラより復刻された「 Polar night owl male 」。オリジナルは1984–1985年にかけてヌータヤルヴィにて製造されています。 雄雌の2種類あるうち、ぽってりとした丸いボディに脚が付いたオス。 光が差し込むことで僅かにガラスの揺らぎが確認でき、重厚感のあるボディに対してバランスが取れていますね。 また目鼻口はガラスの粉で描かれているため質感の違いもお楽しみ頂けます。 (実はこの子が一番に巣立っていき、自然光での撮影には間に合いませんでした。)

「O. Toikka IITTALA 」のカットサイン入り。(※SOLDOUT)

イッタラ iittala イッタラバード シロフクロウ ポーラーナイト オウル メス Polar night owl female ●

同じく2015年イッタラより製造された「 Polar night owl female 」。先程ご紹介した対の雄のみヌータヤルヴィにて1984-1985年にかけて製造されていますが、こちらは復刻の際に新しく作られたものなんだそう。 雄雌の2種類あるうち、縦長のシルエットにドット模様があしらわれたメス。 こちらもまた目鼻口はガラスの粉で描かれているため、ツルツルしたボディに対してザラザラした質感の違いをお楽しみ頂けます。 個人的には一番のお気に入り。遊び心やユーモアに富んだ、オイバ作品の振れ幅の広さには本当に驚かされます。

「O. Toikka IITTALA 」のカットサイン入り。(※SOLDOUT)

イッタラ iittala イッタラバード ススイロメンフクロウ ソーティ オウル Sooty Owl ●

2013年にイッタラより製造された「 Sooty Owl 」。2012年にフィンランドの百貨店ストックマンにて限定販売された後、人気があったためか再度製造され定番化したものです。 艶のあるブラックにラスターの流れるような斑点模様が美しく、バーズ・バイ・トイッカの中で唯一真っ黒のクールなフクロウ。 Polar night owlと同じく目鼻口はガラスの粉で描かれているのですが、そんな2羽とは違ったキラキラとしたシルバーが華やかさをプラスしてくれています。

「O. Toikka Nuutajarvi 」のカットサイン入り。

ヌータヤルヴィ Nuutajarvi イッタラバード フクロウ イーグル オウル Eagle Owl ●

ここからはヌータヤルヴィ時代のフクロウを。 1984-85年のたった1年という短期間に製造された、希少なビンテージの「 Eagle Owl 」です。 同期間に発表されたPear OwlやLapplands Owlの中では、もっともはっきりとした顔立ちで優しげな印象を受けます。 復刻品とはまた違ったハンドメイドらしさが残る初期のフクロウです。

「Oiva Toikka Nuutajarvi Notsjo」のカットサイン入り。

ヌータヤルヴィ Nuutajarvi イッタラバード フクロウ ペア オウル Pear Owl ●

こちらもまた1984-85年のたった1年という短期間に製造された、希少なビンテージの「 Pear Owl 」です。 クリクリとしたまん丸の目とぽってりとした緩いボディが可愛らしく、そのつぶらな瞳には思わず心打たれるような愛嬌があります。 復刻品とはまた違ったハンドメイドらしさが残る初期のフクロウ。実際に手に取って、立体作品としてのガラスの表情もお楽しみ頂きたい逸品です。

「Oiva Toikka Nuutajarvi Notsjo」のカットサイン入り。(※SOLDOUT)

最後に

アートピースや一点ものというと敷居が高く感じてしまうのも正直なところ。 普通なら躊躇するであろう価格帯にも関わらず、このスピード感で反応があるというコレクターさんたちの感度の高さに驚き、それ程までにオイバ作品に魅了される根強いファンがいることを改めて実感させられました。 私たちには想像もできないほど奥の深いバードの世界。私も一ファンとして、これからも新たなバードとの出会いを楽しみにしたいと思います。 今回ご紹介したバードの最新の在庫状況は、祖師谷大蔵店までお問い合わせ下さいませ。最後までお付き合いいただきありがとうございました。