無印良品 MUJI
エンツォ・マーリデザイン テーブル
2000年前後の無印良品は、現在とは違い多角的なデザインで家具やインテリアを輩出していた時代。どちらかと言えばIDEEのようなユニークでオシャレなアイテムと現在のようなシンプルナチュラルなプロダクトと共に方向性を探求し、多様なアイテムで人気を博していた頃。 今回ご紹介する、エンツォ・マリをはじめ今や世界の人気デザイナーとなったフィリップ・スタルクやコンスタンチン・グルチッチなど多くのデザイナーとのコラボアイテムがありました。こちらのテーブルは、2003年のごく短期間のみの製造販売されたアイテム。いつもと違う無印良品の家具です。是非ご覧下さいませ。
『栗の木プロジェクト』として生まれた巨匠との共作
エンツォ・マーリが1974年にデザインしたフラーテダイニングテーブルのレッグデザインと無印良品のメラミントップテーブルを合わせた作品。
長期的に未来を見つめ、種を蒔き成長した実を味わう為のデザインとプロダクトをという考え方に賛同し、生まれたテーブルです。
メラミン化粧天板を使用した清潔感のあるテーブルトップに、力強くも繊細に造りこまれたレッグデザインが合わさり、当時としては異彩を放つデザインでした。
デスクにもダイニングにもなる用途の広いデザイン。ご自宅やオフィシャルな空間にも違和感なく溶け込む優れたデザイン。
残念ながら、2020年に逝去されてしまいました。新たなデザインが見られない事は大変残念です。 しかし、彼が残したテーブルや椅子は現在も様々な形で流通しております。 今回ご紹介させて頂いたテーブルもその一つ。廃盤でありUSEDである事は変えようがありませんが、マーリ氏のデザインしたテーブルを使いながら大切にしていくのも巨匠への敬意となると思います。是非ご検討くださいませ。