DANIEL
Telephone bench & Side table
こんにちは。いつきです。
今回はとてもユニークでクラシカルなブランドアイテムをご紹介致します。
その名も横浜ダニエル。
これから非常に高い職人の質への拘りを目の当たりにします。
是非最後までお付き合いくださいませ。
洋国の風、職人の業。
>>この商品の詳細を確認する
こちらは”横浜ダニエル” の 『テレフォンベンチ サイドテーブル 』。
高級洋家具の製造を続けてきた横浜の老舗ブランドです。
”百年家具”
そう呼ばれ愛され続ける確かな理由。
それは素材の製材から加工まで自社で一貫して行う、拘りに拘り抜いた職人の業・信念があるから。
使われている素材は樺桜材。
北海道・日高山脈の麓から伐採された樹齢200年前後のもの。
経年による艶の神々しさ、杢目の美しさは一切の狂いを感じさせず一目で高級家具だと認識させてくれます。
しかし、良質な素材を使用しているからといって良い家具になるとは限りません。
ダニエルの真の価値は製造工程にあります。
樺桜は含水率を微調整・コントロールし長い歳月の間乾燥。
この手間が良質な家具へと変貌させる第一段階と言えます。
機械による木肌の研磨後、職人の手作業により細部に絶妙な仕上げが施され一つ一つ職人の目と手を通して作られていきます。
その後、15もの長い長い工程を経て最後に塗装されます。
伊達に百年家具と呼ばれているわけではありません。
この繊細で徹底された気の遠くなる様な作業を経て作られているからこその呼称なのです。
ところでテレフォンベンチとは何でしょうか?
その名の通り電話を設置するテーブルとベンチが一体になったもの。
固定電話が普及し始めた頃、北欧や英国で多く作られました。
現代ではスマホの普及によりなかなかお目にかかれないものです。
しかしダニエルは洋の国の文化を絶やすことなく継承してくれました。
ダニエルの個体は少し変わった印象を受けます。
過去imptionでもテレフォンベンチを数々ご紹介させて頂きましたが、その殆どはチェストとベンチが一体化したもの。
今回の様なベンチ オンザ テーブルのデザインはどこか職人魂と遊び心を個人的に感じます。
このテーブル、驚くべきは2本脚で製造されていること。
窮屈感を持たせないためにあえてテーブル下に空間を作ったのでしょうか?
いずれにせよ、緻密で計算されたデザインは素人では真似できない芸術と言えるでしょう。
英国デザインを取り入れたクラシックな前脚。
丸みを帯び手触りの良く滑らかに削り出されております。
こういったディティールから西洋家具へのリスペクト、洗練された職人の拘りが強く感じられますね。
背もたれ部分は寛げるよう、カーブを描きながら後傾しております。
素材への拘り、洗練されたデザイン、座り手への意識。
まさに機能美ですね。
テレフォンベンチが普及したのは1930年代から1950年代。
しかし時代の変化によりその姿を多く見ることは無くなりました。
座って固定電話でお話して昔の文化を懐かしむ。
休日のティータイムとして優雅に過ごす。
時代が移ろっても、あなたの趣味・嗜好に合わせて愉しみながらお使い頂けるアイテムです。