柏木工
ウィルダネス
日本随一のダイニングチェアの産地である飛騨、高山。
良質な材と熟練の技術、伝統と歴史は人々の暮らしに豊かさを与え続けています。
愛され続けるものづくりのかたち。
本日ご紹介させて頂くのもまた、飛騨で生まれたこだわりの一脚。
柏木工より、ウィルダネスのご紹介です。
拘りと歴史
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1943年設立。
飛騨高山に拠点を置く老舗の家具メーカー、柏木工。
飛騨の家具ブランドでも名門に数えられ、高い木工技術と数多くの名作を輩出してきました。
エレガントなデザインからシンプルでモダンなものまで。
幅広いテイストを手掛ける柏木工のプロダクトは気品あるものばかり。
佇まいの美しさに高い木工技術とセンス、ものづくりへの拘りが強く感じられます。
今回紹介させて頂くウィルダネスにもその特徴が表れています。
発表から30年以上作られ続けているウィルダネス。
味わいのあるデザインと素材の持つたくましさとしなやかさ、堂々とした存在感が魅力の名シリーズです。
工芸品のような美しいかたちを持ちながらも確りとくらしに寄り添う家具としての柔軟性。
使う毎に増す風合いが味わい深く、ロングセラーである理由を思わせます。
主材は力強くはっきりとした印象のオーク材。
重厚且つ上品な印象のデザインと相まって十分な雰囲気を放ちます。
深みある色も美しく、印象的な杢目と優美なデザインをしっかりと引き立てます。
背と座、アームは確りと厚みあるデザイン。
確りと体重を支え、丁寧な仕上げが優しく身体を包みます。
座繰り加工によりクッションが無くとも柔らかい印象。
長時間の着座にも安定した座り心地を叶えてくれます。
さりげない装飾も魅力的。
ウィルダネス特有の雰囲気を引き上げます。
戦後の生活様式の変化により生まれた飛騨の洋家具の歴史を身近に感じさせる点でもあります。
ものづくりに対する真摯な姿勢と卓越した職人技。
それらがかたちになるまでに多くの苦難があったと言われています。
先人たちが作り上げた飛騨の名家具。
暮らしが変化した現代でも魅力を放ち寄り添い続ける名工房の逸品です。