松崎 融
拭漆くりぬき額
年末年始実家に帰っていたのですが、そこで僕の幼少期の絵や工作物がでてきました。
子ども頃の作品ってやらされて作った物ってほとんどないですよね。全部気持ちがこもっています。
それを見て、思いのこもった作品はどこかでずっと大切にされているのだなと改めて感じました。
ここimptionにもそういったものが詰まっています。手放す事にはなりますが、「大切に使ってくれる人に」とおっしゃる人がほとんどです。
今回はそんなアイテムの中から、ともに歳を重ねていきたい漆器の額です。
100年後の美しさを想像して

手掛けたのは東京都出身の木漆工芸家、松崎融(まつざきとおる)。現在は息子の松崎修氏と共に栃木県・茂木町の工房で縄文の頃のプリミティブなモノづくりを目指し作品制作に励んでいます。
作業場は一緒ですが、なるべく集中するためにお部屋を分けて使っているみたいです。作家二人が作業している空間ってどんな雰囲気なんでしょう。

そんな松崎融さん、本格的に漆器の道を歩み始めたのは木をくりぬいて作る継ぎ目のない額縁がきっかけだったそう。
今回ご紹介するこの額が具体的にいつ作られたものかは分かりませんでしたが、原点ともいえる作品だと思うと考え深いです。
一本の木から彫り出した継ぎ目のない木枠。その迫力に圧倒され、自然の生き生きとした力を直に感じ取れます。


同氏に弟子入りした方は始め、1日中粗彫りをするみたいです。大きな木材をある程度の形になるまで彫る作業、かなり重労働のようでリタイアする人が多いんだそう。
想像する以上に大変なのだと思いますが、それと同時に1つの作品を作り上げる大変さも伺えます。
同氏は「粗彫りは自分の思いとか悪さが出てしまう」と言っています。
粗彫りの工程を経て、最終的な表情づくりまで完成したこの作品。
厚さ5cmの重厚感。そして、粗彫りではないですが滑らかな角の無い縁から、融さんの力強い思いと人としてのかっこよさ、優しさが伝わってくるように感じます。


また、「僕らのものは、相手が考える要素がたくさんあるほど面白い。使い方をいろいろ考えてくれるようなものを作れるといいね」ともおっしゃっています。
横置きでも縦置きでも、直置きでも壁に掛けても。使い方に決まりがなく、どんな置き方でも楽しめそう。
中に飾るものによっても表情が変わり、そのたびに新しい魅力を見せてくれそうです。

親子で同じ工房にいながらも、1つの作品を最初から最後まで一貫して手がけている2人。
漆を幾度も塗っては乾かす工程を重ね、丁寧な手仕事と時間、そして想いがこめられたプロダクトです。
使うほどに味わいを増す漆塗りの額。松崎氏が100年先の美しさまで見据えて作ったその思いを、これからもずっと大切にしていきたいです。











美しい北欧の名品
曲線が魅せる美しい曲木
時代を表現したポストモダン
感性を刺激するデザイナーズ
想いを馳せたスペースエイジ
魅力が詰まったレトロポップ
日本の民芸アイテム
やすらぎを感じるクラフト家具
ヴィンテージ家具の商品一覧へ
日本のヴィンテージ
米国のヴィンテージ
北欧のヴィンテージ
西欧のヴィンテージ家具
西欧のアンティーク家具
各国のヴィンテージ家具








商品保管サービスについて