日本楽器製造株式会社

古い木味の本棚

本日は、精密な楽器製造の技術力を生かし、細部まで確りと作られた明治時代のモノづくりが、令和の日本人の心を打つ古き良き日本のビンテージ家具、日本楽器製造株式会社『 古い木味の本棚 』のご紹介♪

「なんとなく気になる」と、よく言われます

ご存じピアノやバイクの製造で知られる日本メーカー" ヤマハ / YAMAHA "は、創業者・山葉寅楠が静岡県の浜松で1台の壊れたオルガンを修理した事をきっかけとし、国産オルガンの製作に成功した事から始まりました。その10年後の1897年に、楽器作りに必要となる木材の確保の為、日本木工という会社と合併し、「日本楽器製造株式会社」を創業しました。

ピアノ製造を皮切りに、楽器事業の礎を築いた同社は、温度と湿度の変化に強く、また繊細さも求められる楽器作りの木工技術を駆使し、高品質な木製家具の製造も開始。その後、創業からちょうど100年目の年である1987年より現社名「YAMAHA」に変更されますが、それまでの日本楽器製造株式会社製の家具は、骨董としての価値も高く、アンティークコレクターからも高い評価を受けています。

こちらは同社が製造を手掛けたビンテージのキャビネット。インプションでもジャパンビンテージの木味家具は何度も入荷しておりますが、歴史ある楽器製造メーカーが製造した木製家具という事もあり、細部の装飾やギミックは精巧に作られている印象です。

直線構造のフォルムに対して、フレーム正面等のディティールは丸みを描いた装飾が施され手の込んだ造り。1段ずつ独立した収納部をスタッキングしていく構造。収納内部に固定用のフックが装備されています。また両側面の板材も波形にカットされた造りで、ジョイントする事で、ぴたりとフラットな面になります。

元々はスライド扉が使用されていたと思われ、棚板部の手前に窪みがありますが、扉のないシェルフとして、素朴なフォルムと時代物の経年変化を味わう方がより楽しめそう。

時代を感じさせる深いダークブラウン色の棚板には、経堂店に数多く展示している現代作家の器の渋さや北欧食器の鮮やかさがマッチしてくれます。高さ112.5cmの圧迫感を与えない丁度良いサイズ感で、食器棚、本棚、飾り棚等、自由な用途でお使い頂けます。

海外のビンテージ・アンティーク家具とも引けを取らない趣ある日本のビンテージ家具。同じものの再入荷は極めて難しく、現品限りの在庫となりますので、是非この機会お見逃しなく。ご注文はお早めに♪