TENDO×Tadaomi Mizunoe
Square Dining table
山形県から世界へ躍進した天童木工。巧な成型合板の技術を使った芸術的な作品は、多くの人の心を捉えてやまない日本を代表するインテリアブランド。民藝運動から共同開発に当たった、ジャパニーズモダンデザインを代表する柳宗理や長大作とこのテーブルのデザイナーである水之江忠臣氏らを中心とした社外の国内・国外のデザイナー達と多くの作品を輩出している企業となります。柳宗理によるバタフライスツールは、世界的デザインとしてMoMAに収蔵され天童木工を世界へと躍進するきっかけとなったプロダクトで、皆さんもどこかで見かけていると思います。
変わらないという事は変える必要がないという事
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このダイニングテーブルは、1954年に神奈川県立図書館の閲覧用に作られた図書館椅子に合うようにデザインされたダイニングテーブル。シンプルで上品なデザインに加え耐久性を兼ね備えた、天童木工の得意とする全てが凝縮されたテーブルとなります。
天板には積層合板が用いられ幾重にも重ねられた木材による軽量で非常に丈夫な造り、大人が二人位乗っかっても平気な程堅牢です。そしてテーブルエッジに見える積層合板の層がデザインとしてもとても素敵なパートとなっています。
幕板は成型合板による天童木工が一番強みとして持っている高い技術と芸術性が見られます。通常の木材では実現できないような曲線を作り出せる技術を惜しみなく投入しています。
脚部は脚先に向かって細くなった見事な美しさを表現しつつ、テーブルとして椅子を合わせた時に椅子の脚とテーブルが極力当たらないように脚間を可能な限り広く取った優れたデザインと言えますね。
見えなかったり、実際に使ってみないと感じない所へもしっかり計算されたデザイン。こういったデザイナーズアイテムは、ついつい見た目に囚われがちですが、普段使いの中で感じる使いやすさや長く使えるように配慮されている所もロングセラーとなった所以だと思います。
今回の入荷は幅80cm×奥行80cmの正方形ダイニングテーブル。普段はお二人でも、友人や知人が来た際にも対応できる広さがあり、当然お二人ならばゆったり目にお食事ができるテーブルです。椅子を2脚合わせてもスッキリとダイニングに収まる所も憎い設計です。見た目はとてもシンプルなのですが、使っているシーンや使っていないシーンまで計算されたテーブルは、中々ないと思います。是非ご検討くださいませ。