MIDJ
Brioso
モダンデザインの象徴的なマテリアル、ガラスとメタル。
手触りの温もりがなく、薄い寒色や、角が立った直線的なイメージ、シャープな光の反射など冷たい印象を持つ素材ではありますが、私たちはそれに惹かれてしまいます。
今回は、ガラス天板とクロムメタルレッグによるダイニングテーブルをご紹介します。
垣間見える知性、都会の家具
こちらは1987年にイタリアで設立された家具メーカー " ミディ / MIDJ "から販売されている" ブリオーソ / Brioso ガラストップ ダイニングテーブル " 。
同社は、パブリックスペースやオフィス、ホームユースまで幅広いニーズに応えるプロダクトの数々を製作しています。
デザインは " Adriano Balutto " により設立された " Studio Balutto " 。
大手企業向けにインテリアや家具デザインを手掛け、国際的な表彰を幾度も受賞しているスタジオです。シンプルさ長けており、置く空間を選ばないようなデザインが得意で、トレンドを先取りしています。
薄く青緑がかったガラス天板は水面のような透明感。
断面は濃く緑が見え、アクセントになるようなラインが通っており、硬派な印象を強めております。
繊細で一見壊れやすそうに見えますが、厚み1.5cmもある強化ガラスが採用されており、重さはあるものの頑丈です。
メタルレッグは、クロムメッキ仕上げによって銀白色の光沢を見せており、耐食性、耐摩耗性にすぐれております。
男心をくすぐるようなメタリックな反射と、開放的な線の要素で構成された脚部。
先端にかけて細くなっており、金属の重厚なイメージを中和するようなデザインに。
どこから見ても線対称な、いかにもモダニティといえる形状をしており、フォーマルで端正な印象を与えます。
この二つを組み合わせただけのシンプルなダイニングテーブル。
無駄のない洗練された冷徹なイメージを持ち、一目見ただけで美しさを感じさせます。
ガラスもメタルも色や質感に癖がなく、他のマテリアルとも相性が良いです。異なるテイストの家具やプロダクトとは勿論、床や壁が変わっても浮かないというメリットもあり、主役にも脇役にもなれるアイテムです。
ホームユースにはもちろん、店舗什器としても使いたいダイニングテーブル。
都会的でまとまりのあるデザインによって、インテリアをフォーマルに昇華できるアイテムです。