Cassina
LC14 TABOURET MAISON DU BRESIL
家具がひとつ加わるだけで、空間の印象が静かに整えられることがあります。
今回ご紹介するのは、控えめな形状でありながら、置かれた場所に落ち着きと緊張感をもたらすプロダクト。シンプルな箱形の中に、歴史と思想が確かな重みをもって宿る名作です。
ル・コルビュジエが描いた“小さな建築”

モダンデザインの名作を継承しつつ現代的な品質へと洗練させてきたブランド、Cassina。そして、20世紀モダニズムを代表する建築家であり、家具にも建築的視点と合理性を持ち込んだデザイナーのル・コルビュジエ。
こちらのLC14はその理念がまっすぐに反映された一作です。


家具を建築の一部として捉え、構造と目的から導かれる必然性を重視したコルビュジエ。LC14 の箱という最小限の形は、その哲学の純粋な結晶です。
角部には蟻ほぞ継ぎ(ダヴテール・ジョイント)が用いられ、装飾ではなく構造的強度を高めながら、結果として美しいリズムを生み出しています。この結合部が LC14 の静かな個性を支える重要な要素ですね。

1959年、パリ国際大学のメゾン・デュ・ブラジル のために設計された LC14 は、学生の生活に寄り添う道具として誕生。
軽やかに持ち運べ、座るだけでなく、置く・支えるといった多様な用途に応えること。その背景から、実用性を重視したシンプルさが、このデザインの本質であることが見えてきます。

現代の空間においても、LC14 の柔軟性は大きな魅力。リビングではサイドテーブルとして、玄関や寝室では控えめなスツールとして機能し、植物やオブジェを置く台としても素材感が美しく映えます。
堅牢な構造と扱いやすさを兼ね備え、用途を限定しない点が長く愛される理由なのでしょう。

簡潔なかたちの中に建築家の思想、クラフトマンシップ、そして日常へのまなざしが丁寧に重ねられた一台。
蟻ほぞ継ぎが象徴するように、目立たない部分にこそ確かな価値が宿ります。時代に左右されない普遍性をもつ一脚として、静かに生活へ寄り添います。











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