Scandinavian Vintage
Desk with Drawer
何気なく着ていた上着が実はリバーシブルだったとか、いつものマグカップが好きなミュージシャンとおそろいだったとか、普段使っている物に新たな1面を発見するとなんだか嬉しいですよね。
なんと今回学芸大学店に入荷したアイテムにも、ちょっと意外な1面が。
本日は、一見素敵なビンテージ家具、しかし実はユニークなギミックの付いた、珍しいデスクをご紹介いたします。
ちょっと驚く仕掛けつき
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今回入荷したのは、チーク材のまろやかな飴色と華奢な造りが北欧家具らしさ満点なスウェーデン製ビンテージの片袖机です。
片袖机というとオフィス家具のように床まで続く大きな抽斗が付いているイメージですが、北欧ビンテージ製だとこのように天板にくっついて浮いているようなタイプをよく見かけますね。
個人的に、狭々しく感じさせないお部屋作りには見えている床の面積の広さが重要だと思うのですが、この仕様だとその点ばっちり。お掃除も楽に行えます。
脚部は外側が丸く削られ、内側はしゅっと直線的。下にいくほど細くなるフォルムにも職人の丁寧な仕事が感じられます。
抽斗の削り出された把手もキャッチーで可愛いですね。北欧ビンテージ家具の良さは、木材本来の魅力を引き出すデザイン性に内包されたどこか親しみやすい佇まいだと思います。
抽斗は全3杯。内寸は横幅27.5×奥行43×高さ5.5cmとA4書類もすっぽりの奥行きたっぷりサイズです。更に今回の抽斗にはある仕掛けが…。
冒頭の写真では右側にあった抽斗が左側に移動している事にお気付きでしょうか?なんと横にスライドして位置を変えられるのです!
取り付け部位はかなりクラフト感溢れる造りなので抽斗単体で使うのは難しいのですが、この意外性の前では微々たる問題ですね。というか、マイナスネジやパズルのような裏側感もこれはこれで魅力的なような。
見た目とは裏腹に案外スムーズに動かせるので、抽斗を右側にしたり左側にしたり、飽き性な方にはもってこいのデスクです。
抽斗は取り外し可能なためデスク単体だけでも使えます。天板は横幅100×奥行60cmと1人から2人用の小ぢんまりとしたダイニングテーブルとしても便利なサイズ。
シンプルながらも隅々まで行き届いた細やかな視点を感じられる美しいデザインなので、テーブルにあまり幅を取られたくない&どうせ置くなら良い物を、とお考えの方におすすめです。
前述した通り抽斗単体での使用はすぐには難しそうですが、職人の心意気を受け継いで天板を新たに加えるなどDIYをしてみても面白いかもしれません。
本日は北欧ビンテージの片袖机をご紹介しました!
メーカーやデザイナー、作られた年代は不明ですが、かっちりとしたデザイン・ビンテージならではの質感・ユニークな機能性の3拍子が揃った無名ならではの柔軟さがある1台です。
なかなか次の入荷が見込めない逸品ですので、是非この機会にご検討下さいませ。