Koichi Uchida
White Bowl
本日は、マットな質感と淡い濃淡による独特の釉薬とシンプルな丸いフォルムによる心地よい肌触りを体感出来る美しいハンドメイド作品、現代陶芸作家" 内田 鋼一 / Kouichi Uchida"『 ホワイトボウル / White Bowl 』のご紹介♪
白き静寂の深淵へ

内田 鋼一 氏は1969年愛知県名古屋市生まれ。現在では三重県四日市市に在住し作陶を続けている陶芸家で、高校生で既に愛知県立瀬戸窯業高校陶芸専攻科で学んでいました。
韓国や東南アジア、インド、アフリカ、ヨーロッパを巡る傍らで、現地の陶芸の村で働く等、世界各国の様々な焼き物に触れ、また四日市市の製陶所で仕事にも携わり、その世界に深く携わってきました。23歳で独立。食の器もさることながら、大型のオブジェやインスタレーション作品といったアート作品でも造形表現を行っています。


近代陶芸の枠から外れた独自の表現技法は特に彫刻等の空間造形で顕著にあらわれ、釉薬で鉄錆の質感を表現した巨大な球体やL字型の柱等が代表的な作品です。
無機質な建築構造物の様なシンプルなフォルムで、原始的な形の存在感を表現。人の手で作りだしたものというよりも、人間以外の自然界の摂理により静かに生命としてそこに存在するかのような作品群が人々を魅了し続けています。


「ホワイトボウル」と名付けられたこちらの作品。その名づけに敢えて捻りを加えず、見たままそのままで呼ぶ事が、そのシンプルな存在自体に対して彫刻作品とも通ずる静寂さと素材感を強調しているかのようです。
両手で包み込んだ時に感じる表面的な手触りは勿論、自然な球体の内側をのぞき込んでみると、無限の空間へと誘われるかのような不思議な感覚にとらわれます。こんな感覚が以前にもあったような・・・。
自分の記憶を辿ってみると、インドの現代アーティスト" アニッシュ・カプーア / Anish Kapoor "がシリーズ化している大きな器の様な立体物を壁に取り付けたアート作品でした。


職業として器を量産する陶芸家の作品と、彫刻・空間芸術も表現する陶芸家の作品とでは、やはり小さな食器ひとつでも纏う空気は変わる様です。
作家自身が自己主張し過ぎずに、しかしながら堂々とゆるぎない存在感で生み出す凛とした芸術空間。
それは両手におさまる小さな食器から人の身長をこえる大きな彫刻にいたるまで、陶芸家という職業からも外れた" 表現者 "が静かに語り掛ける言葉なのかもしれません。











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