Steve Harrison
風に交じる春の香りが日に日に増していますよね。
寒さに耐える日々も間もなく終えられそうだという喜びと、徐々に迫りくる花粉の脅威に怯えてすごす今日この頃です。今回紹介するのは、そんなちっぽけな悩みを吹き飛ばしてくれる魅力を放つ作品です。
丁寧な暮らしへいざなう陶器の魅力

イギリスの陶芸家『スティーブ・ハリソン/Steve Harrison』。
高温の窯に塩を噴射することで表面にまだら模様を浮かびあがらせる「ソルトグレーズ手法」を得意とする数少ない陶芸家の一人です。
自身もお茶の愛好家で、その美しいフォルムと持ち手や飲み口など、使い手の事を考え、細部にまで拘りを感じます。
世界的に評価され、コレクターズアイテムとなっていますが、彼自身は一貫して「作品が日常でどのように使われるか」という点を製作の重要な目的としています。

ソルトグレーズとは、窯に入れて焼いている途中に塩を噴射することで、釉薬との化学反応によって模様が生まれる手法のことで、窯を開けてみないとその出来栄えはわかりません。
全てを自分でコントロールできない難しく危険な手法でもありますが、作品の魅力の大きな要素となっています。

今日ご紹介するのはそんなハリソンの作品の中では珍しい、白釉がメインの作品たちです。
ハリソンの作品を代表するソルトグレーズの手法は一部分だけですが、それ以外の魅力が際立ってくる作品ばかり。その一つ一つをご紹介します。

まずハリソンの作品を代表するひとつとも言える「ジュリアカップ」。
こちらは妻であるジュリアのために作らたのが始まりのカップです。

飲み物を長時間温かく保つカップが欲しいというジュリアの要望に応え、保温性を考えた球根の様な形状です。内部で香りが立ちやすく、紅茶や浅煎りコーヒー、ミルク系の飲み物と相性が良いと言われています。同じジュリアカップでも風合いが年々変化していて、今回のものは比較的クラシックよりの風合いなのも魅力の一つです。

お次は作品を調べていても中々詳細がでてこなかった、こちらのコーヒードリッパー&マグ。彼の作品の中でもこのようなセットで販売されているものは珍しいのではないでしょうか。

口当たりが繊細な寸胴の本体。
コーヒーや紅茶の温かさを際立たせてくれそうなぬくもりのある佇まいです。持ち手が少し歪んでくっついている所も、陶芸作品ならではのオリジナルな表情となり、ついつい手に取って眺めたくなる愛嬌があります。

小ぶりなドリッパーは白釉のやわらかさが際立ち、使わない時もカップとセットで
飾って眺めたくなるような可愛らしさ。日常で使ってほしいハリソンの気持ちも、コレクターさんが集めて飾りたくなる気持ちもどちらもとってもわかります。

最後に紹介するのがこちらのプレート。パッと見はシンプルで使いやすそうなお皿だな。という印象でした。
それはハリソンが意図していたことで、お料理を盛ることで一つの作品を完成させる目的があるそうです。

しかしよく見ると焼成跡や黒っぽい溶着、ろくろの目がうっすらと見えてきて、自然発生的な特徴がこのプレートの個性を引き立たせています。見れば見るほど発見があり、世界的に評価される理由がわかります。

今回ブログを書くにあたって、なめ回す様に観察しましたが、あらゆるところに作り手ハリソンの想いがつまっていて、発見もたくさんありました。
一見シンプルな作品ですが、是非実際に手に取ってその奥深さや感動をご自身で味わって頂きたいと思います。











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