Verner Panton
SQUARE Fabric Panel
1960~70年代、当時のサブカルチャーの1大ムーヴメントとなったサイケデリック・ムーヴメント。
当時のファッションや音楽、アートなど刺激的な極彩色のデザインや流動的な抽象図案、トランス状態を想起させるような陶酔的なサウンドなど、その影響はもちろん建築デザインの世界にも。
本日ご紹介させていただくのは、その色彩と幾何学模様に魅せられた、北欧デザイン界の「異端児」と評されるデザイナーが手掛けるファブリックパネルです。
北欧デザイン界のスパイス
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今回ご紹介するのは、北欧デザインの三大巨匠、ハンス・J・ウェグナー、ボーエ・モーエンセン、フィン・ユールと同じデンマーク出身のデザイナー、“ヴェルナー・パントン Verner Panton”がパターンを手掛けた“SQUARE ファブリックパネル”。
1926年生まれ、デンマーク・ゲントフテ出身のパントン。
ミッドセンチュリー期を代表するデザイナーでありながら、当時流行していた上質な木材を使った家具の常識に囚われることなく、様々な素材を使い、革新的で時代の最先端を行くデザインを多く生み出しました。
「人々の多くは色を使うことを恐れている。人々がファンタジーとイマジネーションを使い、生活環境をもっとエキサイティングなものにするように励ましたい。」と語ったパントン。
その言葉の通り、パントンが創り出す作品は独創的なセンスが光り、型破りなデザインでエキゾチックな色使いが特徴の作品ばかり、現代でも多くの人を虜にしています。
こちらのパネルは、1969年にパントンがデザインプロデューサーを務めた、スイスのテキスタイルメーカー”ミラエックス MIRA-X(Mira Spectrum)”社で販売されていたビンテージのファブリックを使用したもの。
今回入荷したビンテージファブリックは初期のMira-Spectrumシリーズのものになり、1969年デザインされたMira-Spectrumのパターンは、1971年にCollection Decor Iとして発表され、自身の名を世界的に広める大きなきっかけとなったアイコニックなシリーズです。
又、ベルベット生地はコットン生地に比べて製造数が限られていたと思われ、元々デリケートな素材の為現存数が少なく、大変希少価値が高いと言われています。
パントンは「マルチカラーシステム」という配色を決める際のルールを考案し、それに準じたデザインのスクエアやサークル柄などを発表。
中でもこのスクエアのデザインはクヴァドラ2(スェーデン語で正方形)と呼ばれ、パントンがデザインしたファブリックの中でも高い人気を誇ります。
パントンらしい鮮やかな色や、配色によって作られる凹凸の錯覚は、それこそサイケデリックな心理的感覚や厳格、歪んだ知覚や変化した認識を思わせるよう。
奇抜な色使いですが意外にも木製の北欧家具との相性も良く、ミッドセンチュリースタイルはもちろん、スペースエイジやポップなアメリカンスタイルに合わせても雰囲気ある空間づくりが可能です。
ヴェルナー・パントンが作り出した作品は、どれも奇抜でありながらも見る人の心を躍らせ、生活に彩りを与えてくれるようなデザイン。
パントンの世界観を思う存分体感して頂けるビンテージのSQUAREファブリックパネル。
是非この機会にお部屋にスパイスのあるインテリアを取り入れてみてはいかがでしょうか?