vitra
ID Trim
新幹線や映画館の座席って、普段よりも目の前のことに集中できるような効果がある気がします。
もちろん空間自体の雰囲気などもあるとは思いますが、集中力を高めてくれる、こんな椅子が家にもあったらもっと作業が捗るのにな~と座るたびに思っていました。
個人的にはすっぽり身体を包み込むハイバックな背もたれとホールド感のあるアームが重要なのです…が!なんと最近学芸大学店に入荷したデスクチェアの中でも、かなり理想に近いアイテムが入荷しましたのでご紹介いたします!
頭までしっかり支えます
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今回入荷したのは、スイスにて1950年創業のファニチャーメーカー、"ヴィトラ vitra"社のデスクチェアです。
デザインは建築家兼インテリアデザイナーのアントニオ・チッテリオ氏。パリのブルガリホテルや日本のタワーマンションなど多くの建築デザインを手掛ける傍ら、数々の家具・プロダクトデザインも展開しています。
IDチェアは、2010年にヴィトラ社と同氏が協働で開発した、様々なニーズに応えるタスクチェアシリーズです。
横から見て頂くとより分かりやすいのですが、かなりハイバック&スリムな仕様の背もたれです。なんと厚さ約2cmほど!
デスクチェアはダイニングチェアよりも機能性に優れている分どうしてもサイズが大きくなってしまいがちですが、厚さの抑えられたチェアなら見た目にもゆとりのあるデスク周りを保てます。
細かく角度の付けられた背もたれが腰周りを支えつつ正しい姿勢のままリクライニングしてくれるので、長時間の着座も負担になりません。実際に座ってみると、ぴたっと身体に寄り添ってくれるような不思議な座り心地です。
ヘッドレストはスライド式で上下に位置変更が可能で、どんな体格の方でも心地良く頭を支えてくれます。
アーム部分のデザインも個性的ですが突飛さは無く、オフィスシーンにもすっと馴染むシャープな雰囲気。アントニオ・チッテリオらしい飄々としたユニークさが感じられるアームです。
カーブが付けられているので柔らかく腕を添えられて、程よくホールド感はありながらも空洞なので圧迫される感覚は無く…機能面もパーフェクト。異素材がミックスされたチェアですが、随所に共通して丸さが取り入れられているのでまとまった印象に仕上がっています。
背もたれには前後どちらもステッチが入り、どこかクラシックな品を漂わせています。革製のヘッドレストとも相性の良い加工ですね。
また今回入荷したのはシート部分・ヘッドレスト共にダークトーンのお品物なので、他のインテリアとの調和も取りやすく、落ち着いた作業空間を実現してくれます。
更にユニークな機能として座面下には説明書の入ったギミックが。無駄のないスマートな出で立ちを形作るための機能ですが、なんだかちょっと可愛らしく感じる仕様です。
本日はヴィトラ社より、アントニオ・チッテリオの手掛けたID Trim デスクチェアをご紹介しました。
新幹線や映画館の座席は集中出来るような気がする...という個人的な感覚で申し訳ありませんが、同じように感じている方がいましたらご納得頂けるチェアだと思います。
すっぽり頭まで支えてくれるデスクチェアで、快適な作業環境を作ってみてはいかがでしょうか?