vitra
Chaise Tout Bois Dining Chair
1950年に創業したスイスを代表する老舗家具メーカー『vitra ヴィトラ』。 多くのデザイナーズファニチャーを手掛けており、あまりインテリアに詳しくない方でも''vitra’’のロゴが付いた家具を見た事があるのではないでしょうか。
’’デザインを通して日々の暮らしを豊かにする’’。家具の製造はあくまでも使い手の生活を豊かにするための手段の1つという理念を掲げています。
今回はそんな同社から、フランスの建築家ジャン・プルーヴェ氏が手掛けた名作椅子 『シェーズ・トゥ・ボワ Chaise Tout Bois』が入荷しましたのでご紹介いたします。
椅子に宿った特別なストーリー


ジャン・プルーヴェは、フランス建築生産の工業化に大きな役割を果たし、先進的な技術を組み合わせた『ハイテク建築』と呼ばれる作品を送り出しました。
鉄製のシャンデリアや邸の入口格子のデザインを手掛け、1937年には『ル・コルビュジュ』や『ピエール・ジャンヌレ』と共にバスルームを制作しパリ万博に出品するなど、20世紀のフランス建築と工業に大きな影響を与えた人物です。



シェーズ・トゥ・ボワは、同氏の代表作「スタンダードチェア」と驚くほどよく似た佇まいですよね。
スタンダードチェアから受け継がれた象徴的な三角形の後脚フォルムは、素材が変わってもなお美しく生かされ、デザインの純粋さと力強さを感じます。
第二次大戦中の深刻な金属不足という時代背景を受け、その名の通りオールウッドチェアとして木材だけで作られた一脚。数ある作品の中で唯一、全てを木材で仕上げたプロダクトであり、当時の制約を創造へと昇華させた象徴的存在と言えます。


背もたれの角度や座面の高さ、脚の配置まで、何度も試作を重ねて辿り着いた形状は、シンプルな作りでありながら、快適さと安心感をしっかりと両立させています。
また、前脚の安定を高めるために設けられた、神社の鳥居を思わせる貫(ぬき) は、構造を支えるだけでなく、さりげないデザインのアクセントにもなっています。


個人的に心を掴まれたのは、背もたれに施された成形合板のデザイン。
スタンダードチェアとは異なり、やや角ばったフォルムが特徴で、その控えめなエッジ感が椅子全体の印象をぐっと引き締めています。
実用性だけでなく、空間に置いた時の存在感まで計算されているように感じられ、思わず惚れてしまうディテールです。


まさに背景と物語を纏った椅子ですよね。
スタンダードチェア自体も語りどころの多いですが、戦時中に金属の入手が難しくなった状況下でも、そのデザインを守るために金属部分を木へと置き換え、当時にできる最高の形で仕上げられた『シェーズ・トゥ・ボワ』には、また特別なストーリーが宿っています。
名作デザイナーズプロダクトを、是非ご自宅で堪能してください!











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