Louis Poulsen
VL38 Table Light
1874年にデンマークで設立された "Louis Poulsen"。デンマークデザインにおいて長年の伝統を持つ、世界的な高級照明ブランドです。
人々が生き生きと活動できるよう、卓越した光と空間を形作るプロダクトを開発しており、ラグジュアリーな照明を生み出すという同社のレガシーに基づき、情熱的なクラフトマンシップ、高品質の材料、革新的なデザインを世に送り出しています。
そんな同社を代表する名作のひとつが、今回ご紹介する 「VL38 Table」 です。
光と美の名作照明




柔らかな曲線を描くホワイトのシェードに、細身の真鍮製アーム。
一見するとシンプルなテーブルランプですが、その背景には1930年代のデンマーク建築と、ひとりの偉大な建築家の存在があります。
デザインを手掛けたのは、『ヴィルヘルム・ラウリッツェン Vilhelm Lauritzen』。
1894年に生まれたラウリッツェンは、20世紀のデンマークを代表する建築家のひとり。
デンマーク建築史における重要な建築家であり、デンマークの機能主義を切り拓いた人物でもあります。代表作には、ノアブロ劇場、「Daells Varehus 百貨店」、コペンハーゲンのラジオハウス、そしてカストラップ空港などがあります。
ラウリッツェンの建築に共通しているのは、機能性を重視しながらも、決して美しさを犠牲にしないこと。
建物を単なる「箱」として考えるのではなく、そこに暮らす人、働く人がどのように空間を感じるのかまでを考え、建築、家具、照明などを一体としてデザインしていました。
その考え方を象徴する建築のひとつが、1930年代後半に手掛けた"ラジオハウスRadiohuset"です。


コペンハーゲンに建設されたデンマーク国営放送局のラジオハウス。
この建物のためにラウリッツェンは、Louis Poulsenと共同でさまざまな照明をデザインしました。

そのひとつが、現在のVL38につながるテーブルランプです。
VL38のオリジナルデザインは1930年代後半に生まれ、その後1940年代半ばからLouis Poulsenのカタログに登場しました。
そして2016年、ホワイトと真鍮のモデルが現代の照明技術に合わせて再び復刻され、現在へと受け継がれています。
つまりVL38は、単に「昔のデザインを復刻したランプ」ではありません。
ラウリッツェンが建築のために考えた「光と空間」のデザインを、現代の暮らしの中で楽しむことができる照明なのです。



VL38の魅力は、まずそのシンプルなフォルムにあります。
特徴的なのは、丸みを帯びたペアシェイプ(梨型)のシェード。
柔らかな曲線で構成されたシェードは、どこかヴィンテージの雰囲気を感じさせながらも、現代のインテリアに置いても古さを感じさせません。
そして、ただ形が美しいだけではありません。
VL38はシェードの角度を調整することで、光の向きを変えることができます。
下方向へ光を導くことで、デスクの上や手元など、必要な場所をしっかりと照らすことができます。
シェードの内側もホワイトに仕上げられており、光を柔らかく反射させることで、心地よい光を生み出します。
今回ご紹介するのは、VL38の中でも特に人気の高いホワイトモデル。
ホワイトのシェードとベースに、無塗装・ヘアライン仕上げの真鍮製アームを組み合わせています。
真っ白なシェードだけでまとめるのではなく、そこに真鍮を加えることで、空間にほどよい温かみが生まれます。

無塗装の真鍮は、使い続けることで少しずつ色合いが変化していく素材。
新品のときのシャープな印象から、時間の経過とともに落ち着いた色味へと変わり、使う人と一緒に風合いを育てていくことができます。
家具でも照明でも、長く使うことで味わいが増していくものには、どこか特別な魅力があります。
VL38もまた、購入したその日が完成ではなく、そこから時間を重ねることで完成していくプロダクトなのかもしれません。


名作照明というと、どうしても「デザイン性」に目が行きがちです。
しかしVL38は、毎日の生活で使う照明としての機能性もしっかりと考えられています。
シェードは上下に可動し、テーブルランプではアームも上下に動かすことができます。
読書をするときには手元へ。
デスクワークをするときには作業スペースへ。
夜には光を少し落として、落ち着いた雰囲気に。
そのときの用途に合わせて光の位置を変えられるのは、テーブルランプとして大きな魅力です。
さらに現行モデルではLEDを採用し、100%と50%の2段階調光にも対応。
クラシックなデザインを受け継ぎながら、現代の暮らしに必要な機能を取り入れています。


VL38は、デスクランプとしてはもちろん、ベッドサイドやサイドテーブル、リビングの一角などにもよく似合います。
特に木製家具との相性は抜群。
木の温かみと真鍮の経年変化、そしてホワイトのシェードが組み合わさることで、落ち着きのある北欧らしい空間をつくることができます。
また、シンプルなデザインだからこそ、北欧インテリアだけでなく、ヴィンテージ家具やモダンなインテリアにも自然に馴染みます。
照明をひとつ変えるだけで、部屋の印象は大きく変わります。
昼間はオブジェのように佇み、夜には柔らかな光を灯す。
VL38は、使っていない時間も含めて空間を美しくしてくれる照明です。
ぜひ、この機会にお部屋に迎えてみてはいかがでしょうか。































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