Louis Poulsen

PH5 plus

北欧家具の中心地、デンマークを代表する照明ブランド"ルイスポールセン Louis Poulsen"。

1874年の設立から150年という長い歴史の中で、アルネ・ヤコブセンやヴェルナー・パントン、ルイーズ・キャンベルといった世界的デザイナーと共に、数々の名作照明を生み出してきました。

また、自国デンマークに深く根差した照明づくりにも尽力しており、一般家庭のみならず、公共施設や公園、さらには軍隊など、デンマークの多彩なシチュエーションで活躍しています。

不滅の灯火

こちらはそんな同社を代表する照明"PH5"を改良した"PH5プラス PH5plus"。

PH5の機能はそのままに、現代の暮らしに寄り添ったスタイルに更なる改良を施した一台です。

特徴的な構造である5枚のシェード、これは電球の不快な眩しさであるグレアを取り除くために編み出されました。

これは自然界によくみられる"対数螺旋"と呼ばれるカーブを用いてデザインされており、中心の電球から反射する光の角度を計算することで、均一に光が降り注ぐようにそれぞれのシェードが重なっているという非常に緻密な構造です。

デザインを手掛けたのはPHシリーズで知られるほか、生涯で200種類にも及ぶ照明をデザインしたことで近代照明の父とも呼ばれる"ポール・ヘニングセン Poul Henningsen"。

それまでにない革新的で美しいデザインから放たれる美しい灯火は従来の照明の概念を打ち崩し、更なる可能性を知らしめました。

5枚のシェードの中でも電球に近いシェード内部はそれぞれ赤と青に塗り分けられており、一見するとビビッドな色使い。

しかし、最も光源に近いこの2つに光が反射することで電球の光を黄昏時を思わせる美しい色合いに変化させています。

これまでのPH5は電球の真下に円形のプレートを備え、光を反射させることでシェード直下のテーブル等を照らす造りとなっているため、現代のインテリアシーンにとってはやや暗いことがありました。

しかし、今回入荷したPH5プラスではここに乳白色のフロストガラスが用いられており、これによってより明るく空間を照らすことを可能としています。

ポール・ヘニングセンによってデザインされたPH5が更なる進化を遂げた"PH5プラス PH5plus。

空間を照らす光の新たな形を示した名作は、生活の様式や取り巻く環境が変化してもなおその輝きを失うことはありません。

点灯している際はもちろん、消灯時もインテリア空間のアクセントとして高いデザイン性を発揮してくれる逸品をこの機会にぜひ。