Louis Poulsen
Planet Pendant Light
考え尽くされたデザイン。
外見を指してデザインとするか、中身の機能や製作背景までをデザインと言うのか。というテーマを述べた記述を最近見ました。
どちらもデザインと言えるという結論だったのですが、どうせだったら細部まで拘ったモノの方が永く愛用できる気がします。
今回は、全角度から拘ったペンダントライトが入荷いたしました。
空間に漂う衛星
1874年に創業したデンマークの老舗照明ブランド「ルイスポールセン Louis Poulsen 」。
シンプルながらも美しいデザインが特徴で、北欧らしい魅力的な空間を演出してくれる照明アイテムを多数手がけています。
こちらは、デンマーク・コペンハーゲン出身のデザイナー、Jens Møller-Jensen(イェンス・ミュラー・イェンセン)が手掛けた、プラネットペンダントライト/Planet Pendant Lightになります。
その名が示す通り、人工衛星や惑星を思わせる近未来的なフォルムがオブジェのような美しさが魅力的です。
1955年に医療機器のエンジニアとしてキャリアをスタートした後、デンマーク高速道路公団やデンマーク国鉄のグラフィック、サインシステムなど多岐にわたるデザイン活動を行ったイェンセン氏。
建築家である父が当時携わっていた、コペンハーゲンの街開発プロジェクトに参加し街路灯をデザインしました。
その街の名前が付いた「アルバスルン」という照明は、ポールライトやウォールライトなどの仕様があり、いずれも屋外用にデザインされたもの。
プラネットペンダントライトは、その後屋内用としてご家庭でも使用できるように作り替えたものかと思われます。
あるゆる空間に馴染むデザインとはまさにこのことですね。
機能面での特徴は、ルイスポールセンならではのグレアカットリング。
プラネットのグローブはガラス製ではなく耐久性に優れたポリカーボネート製を使用し、先端部分のみフロスト加工が施されている為、光源が直接に目に入らず眩しさも和らげてくれます。
また中央のリフレクターリングによって、下方向に光を集めながらも上方向にまで光が届く考えられた設計となっており、ストレスのない優しい光がお部屋を包み込んでくれます。
昔ながらのランタンをモチーフにしていながら、インダストリアルスタイルだけでなく、モダンな空間とも相性が良さそうです。
点灯していない時でも、浮かんだオブジェのような存在感を放つこちら。
モダンなインテリアスタイルをはじめ、ミッドセンチュリーインテリアや和室など、幅広いコーディネートにマッチしてくれる拘りの逸品です。