Cassina ixc.
713 table
え..これテーブル?オブジェ?
どちらも当てはまります。
そんなどちらとも解釈できる、どこから見ても美しくインテリアとしての側面が秀でたテーブルが入荷いたしました。
映えきったテーブル

カッシーナ( Cassina )は17世紀イタリアに誕生し、家具業界における数少ないリーディングブランドとして世界的にも認知度が高く、その製品の多くがMoMAのパーマネントコレクションに選定されています。
別ラインであるイクスシー( IXC. )は、同社のセレクト&オリジナルを扱うブランド。世界各地より選び抜かれたデザイナーズアイテムや自社製品の開発により、ウィットに富んだ独創的な商品展開が特徴的です。
そしてこちらは、一目でそれと判断できる唯一無二の形状をした「713 Table」になります。どうなってんの...とつい言いたくなっちゃいますよね。

同作を手掛けた" テオドール・ワッデル / Theodore Waddell "は、アメリカ生まれの建築家です。1950年コーネル大学科学科、またフローレンス大学院にて工学博士号習得。
また建築科や経営学博士課程を卒業する等、インテリアデザイナーとしては、異色の経歴を持っています。3つの大学で講師を務め、一方でセールス投資分析の仕事に携わる等デザイン業に留まらず、多分野でその才能と知識を活かしています。
才色兼備。このテーブルが生まれる理由が分かります。

球体、スチールパイプ、ワイヤーを組み合わせ、まるで分子構造のような不思議な造形。
一見不安定に見える脚部には、様々な建築物にも応用されている「テンセグリティ」という力学モデルが用いられ、ガラス天板が宙に浮いているかのような浮遊感をお楽しみいただけます。
最小限の支点でとても安定した強度とバランスを保っています。オブジェクトとしての美しさとテーブルとしての安定性を兼ね備えた造りですね。

美しさの所以は脚部だけじゃないんです。
直径約100cmの天板はエッジ部分を斜めにカットしたベベル加工が施されるなど、細部もしっかりと作りこまれています。
繊細さを感じるこだわり抜かれた造形と巧みな構造で、一度見れば忘れることのない一品です。

洗練された独創的なデザインは幅広いスタイルのお部屋にマッチするモダンなアクセントとして、アーティスティックなインテリア空間を演出してくれます。
同社を代表するプロダクトでありながら、惜しまれつつ廃番となった一台。
生活感を軽減してくれる唯一無二のデザインは、空間の要的アイテムとして画になること間違いなしです。











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