YAMAGIWA
MAYUHANA P2909W
家具と並んでお部屋のスタイリングには欠かせない存在の"照明"。
お部屋を明るく照らすその本質的な機能も相まって、照明器具はインテリア空間における"もう一人の主役"とも言えます。
本日はそんな照明から、素材の特性を活かした巧みなデザインが魅力の逸品をご紹介します。
光を編む
100年以上にわたって照明の製造・販売を行ってきた老舗「ヤマギワ YAMAGIWA」。
"バイオライト"などオリジナルの製品を手掛けるほか、巨匠"フランク・ロイド・ライト"の名作照明「タリアセン」シリーズの生産を担っていることでも知られます。
そんな同社を代表するオリジナルデザインの照明が2007年に発表された「マユハナ MAYUHANA P2909W」ペンダントライトです。
デザインを手掛けたのは日本を代表する建築家として知られる"伊藤豊雄"氏。
"軽さ"という新たな視点から数々の建築を手掛け、金沢21世紀美術館を筆頭に有機的で開放感のあるスタイルから国内外で高い評価を得ています。
有機的で透明感のある同氏のデザインスタイルが色濃く表れている中で最大の特徴ともいえるのが3層のシェード。
中心部のランプが放つ光をそれぞれの層が受け止めることで立体的なグラデーションを描いており、繊細な抜け感をもつシェードの造形はモダンながら親しみやすいデザインに仕上げられています。
光源を3重のシェードで覆うことによって眩しさを抑え、布や和紙を張ったシェードを思わせる温かな光を演出する巧みなデザイン。
加えて、繊維が重なり合うことでランダムな光の陰影がシェード上に表れることで、木漏れ日のような有機的な風合いが感じられるデザインです。
今回入荷したのは直径約50cmと大きめのサイズですが、風通しの良い構造で圧迫感を感じさせないのも嬉しいポイント。
素材にはグラスファイバーと樹脂を用いており程よい柔軟性を備えているため、地震等で万が一落下した場合でも割れる心配はありません。
また、メッシュ状のシェードは非常に軽量のため、これだけのサイズでありながら取り付けも安心して行えるようになっています。
有機的なデザインと柔和な光が魅力の「マユハナ MAYUHANA P2909W」ペンダントライト。
繊細で温かみのある光はリビングや寝室など、様々なスタイルのインテリアシーンにマッチしてくれます。
唯一無二のデザインで消灯時もお部屋をふんわりと彩ってくれる一台、この機会にぜひお求めください。