maruni
HIROSHIMA Arm Chair
ただ座れるならなんでも良い。 そんなわけは無くて、見た目・座り心地・サイズ感・価格など、、、。気にするポイントはざっくりと挙げるだけでもキリがないですね。
名だたるデザイナー達は、当然のようにその全てをデザインとして拘り、そして手掛けているのでしょう。
今回は、徹底されたデザインが輝くアームチェアが入荷いたしました
生涯を共にする椅子
928年に広島で創業した老舗家具ブランド”マルニ木工 maruni”。
「100 年使っても飽きのこないデザインと堅牢さを兼ね備えた家具作り」をコンセプトに、精密で優れたデザインの木工家具をつくり続けています。
そんなマルニ木工が世界的なデザイナーと共に発信する日本発のデザイナーズ家具ブランド「マルニコレクション MARUNI COLLECTION」。
開発パートナーに世界的なプロダクトデザイナーらを迎え、国内に留まらず多くのプロダクトを展開しています。 そして、コレクションの記念すべき第一弾として展開されたのが、本日ご紹介する”HIROSHIMA”です。
こちらのシリーズは、電子精密機器から家具・インテリアに至るまで幅広い領域のデザインを手がけ、国内外でデザインに関する賞を多数受賞している深澤直人氏が手掛けています。
数多くのプロダクトに携わっている深澤氏自ら「生涯の名作」と語る“HIROSHIMA”アームチェア。
シリーズ名は、マルニ木工が”広島”の会社であるからという意味だけでなく、”HIROSHIMA’’という名前は平和の象徴として世界的に知られており、マルニが世界で展開していく上で相応しいネーミングと言う理由から名付けられたそうです。
使うシーンを限定せず様々な場所で使えるようなシンプルで精緻な構造と、木の良さを生かした繊細な仕上げが特徴なプロダクトを展開しています。
椅子としての座り心地はもちろん、誰も座っていない時の空間における存在感を意識してデザインされた美しいシルエット。 どの角度から見ても絵になります。
もちろん、良さは見た目だけではないです。
柔らかい手触りと滑らかな触り心地に仕上げられており、ナチュラルで美しい杢目のオーク材の素材感がびんびんに伝わってきます。
マルニ木工の木材を知り尽くした職人による高い量産技術も細部に光ります。
背もたれからアームにかけての流れるように繋がっている接ぎの部分は特に魅力的。
有機的な造形で平面が無く、2次元の図面上では確認できない繊細な曲線が多いです。
10年もの試行錯誤と、マルニの持つ熟練のノウハウと技術力が凝縮されたデザインになっております。
そして座り心地も優秀です。
本革による張り座タイプのシートは、しっかりとクッションが入っているので長時間の着座も可能です。
着座した身体を覆っている背もたれ・アーム・座面全てに曲線が使われていることで身体にフィットし、長時間座っていても疲れにくい工夫が施されています。
無駄が省かれたスッキリとしたデザインのフレームは時に不安になることもありますが、太すぎず細すぎないフレームラインや厚みのある座面からは見た目・座り心地ともに安定感や安心感をしっかりと感じる事が出来ます。 見た目に反して、軽くて持ち運びが楽ちんなのも嬉しいですね。
日常に溶け込むような優しく洗練された佇まいは、ナチュラルテイストだけでなく様々な空間に馴染みそうです。
「良質なスタンダードを生み出すためには、かたちと共に、座り心地の良さ、強固な構造と扱いやすい軽さの両立、木の良さを生かした繊細な仕上げなどが必要」という考えの基造られた永くお使いいただける一生ものでございます。