MATTIAZZI
UNCINO Bar Stool
職人が手作業で手掛ける工芸品と最新テクノロジーで量産されるアイテムの双方にあふれる家具の世界。
それぞれにデザインのスタイルや個性、機能など様々な特徴があり、ユーザーの用途やインテリアスタイルに合わせて新しい家具が日夜生み出されています。
しかし、今回ご紹介するのは工芸作品的な高い完成度のデザインと、工業的な製造プロセスの両方を併せ持った一脚のご紹介です。
機械化の最先端

イタリアで1978年に設立された家具ブランド"マティアッツィ MATTIAZZI"。
創業当初は小さな工房としてスタートしましたが、優れた木材の加工技術に加え製造過程の工業化にフォーカスし、こだわりの最新技術を織り込まれているのが特徴です。
その美しい造形とデザイン性の高さから「マティアッツィは機械化されたプロダクトは工芸ではない、という現代の神話を否定している」とも評されています。

こちらは同社の「MC9 ウンチーノ UNCINO バースツール」。
座面に設けられたなめらかな造形の縁取りや丸みを帯びたシルエット、これに加えてシャープなラインを描くフットバーによりコントラストの効いた造形となっています。
また、座面後部の縁取り内部を通して固定されているため、有機的な連続性をもつデザインであることも見逃せない特徴です。

デザインを手掛けたのはVitraやKartell、HAYなど多くの世界的ブランドで活躍する"ロナン&エルワン・ブルレック兄弟"。
同氏の作品はドローイングやインテリアなどの小物から家具、空間構成、更には都市デザインなど多岐に渡り、その規模も個人の作品から工業製品に至るまで幅広く、ことマティアッツィの家具作りにおいては適任だったといえます。

一見すると樹脂や金属を用いているようにも見える座面と支柱、ここにはアッシュ材が用いられており、ブラックのペイント越しにも力強い杢目が表れたデザインに仕上げられています。
フットバーやベースがスチールでできているため、よく見ることで異なる素材感を感じる事ができるのも面白いポイントです。

すっきりと洗練されたデザインながら、有機的で遊び心を感じさせるデザインでホームユースはもちろん、カフェやバーなどの店舗什器としても雰囲気ばっちりの一脚。
ブラックに統一された色づかいでシックな風合いを演出しつつ、素材感の差で単調さを感じさせない逸品です。

機械による工業的アプローチを織り交ぜながら、職人の手作業による工芸作品に迫るマティアッツィの「MC9 ウンチーノ UNCINO バースツール」。
同社とロナン&エルワン・ブルレックの運命とも言える共鳴が生み出した一脚をこの機会にぜひ。











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