Mt.hari

CINDERELLA SHOES LAMP

本日は、「つらい事にも耐えながら乗り越える事で、幸せになれる」というメッセージを伝える、幻想的な光を放つガラスの靴" マウントハリ / Mt.hari "『 シンデレラシューズランプ / CINDERELLA SHOES LAMP 』のご紹介♪

不思議を伝える不思議な靴

" マウントハリ / Mt.hari "は、シューズブランド「VERO TWIQO」のデザイナーでもある" 野村 知紗 / Chisa Nomura "氏により2009年に創業。社名の通り「裁縫箱の針山のように、部屋のワンポイントとして、ふかふかの安らぎを感じる事のできるインテリア」を提案し、長年集めてきたビンテージの生地やリボン、タッセルを組み合わせた一点物のファブリックアイテムは、クッション、スツール、ミラー、照明等、様々なバリエーションを生み、独自の世界観を完成させています。

こちらは同社の定番『 シンデレラシューズランプ / CINDERELLA SHOES LAMP 』。定番のハイヒールから型取りしたガラスの靴は、注文されてから製造を開始する完全受注生産品です。

誰もが知る西洋の童話「シンデレラ」は、“灰まみれのエラ”という造語で、主人公のエラのことを義理の姉が揶揄した呼び方。1950年にディズニーが長編アニメーションとして製作し、それをもとに2015年に実写化されました。

エラが舞踏会で履くガラスの靴は、イギリス中部の博物館にあった1890年代の靴を参考にスワロフスキー社の協力を得て制作されました。キャラクター達が手にするシーンの為に、撮影ではスワロフスキーが8足製作し、またそれとは別に美術スタッフがファイバーグラス製のレプリカも準備する等、物語の最重要アイテムとして納得の力の入れ様。

当然の事ながらクリスタル製だから柔軟性はゼロ。実際に履くのは不可能なので、撮影時はスニーカーを履いて演じ、王子様がガラスの靴を履かせる時は、ガラスの靴と同じデザインの革靴を履き、CGIで加工しているんだとか・・・。ファンタジーを現実に落とし込む苦労がよくわかります。

またあまり知られていませんが、シンデレラが落としたのは右足の靴です。定番のハイヒールから型取りし、ガラスに素材を変える手法を採用。リアリティを求めた製作方法は、まるで魔法をかけたのよう。

1000度以上の高熱ガラスを型に流し込んで焼成する為、窯の温度の違いにより、小さな気泡やグラデーション等、風合いに個体差が生まれる風合いを楽しめるアイテムです。

映画のCGI加工ではありませんが、ナツメ電球により幻想的な光を放つガラスの靴は、現実世界にドラマチックな演出をしてくれます。ソファやベッドサイドのテーブル、飾り棚は勿論、床や階段、玄関にコロンと飾っても絵になります。従来のテーブルランプやフロアライトと異なり、生活感を軽減させオブジェの様な佇まいで空間を演出してくれます。

珪砂と複数の鉱物を熔かす事で生まれる非結晶構造の" ガラス "。固体のように固まっていても化学式としては「液体」として定義される事もある不思議な素材です。

元々自然界には無かった無機質な人工素材は、透明・半透明・不透明、艶あり・艶無し、マーブル模様やモザイク模様、2トーンカラー、グラデーションまで、これまでに開発された数多ある技法を組み合わせて造形表現が出来ます。

小さな光が細かな乱反射により幻想的な雰囲気を醸し出す半透明のガラスの靴。「シンデレラのガラスの靴」はただ単にガラスで出来た靴ではなく、「女性なら誰もが憧れる物語」の象徴。親から子へ、またその子供へと、ながく語り継がれるその世界観や夢を具現化し、不思議な素材が不思議な世界を生み出しています。