Fritz Hansen
seven chair
北欧家具を代表する傑作作品のひとつ『セブンチェア』。
インテリア紙を覗けば必ずと言っていいほどその姿を見ることができる名作作品です。
流れるようなデザインにシェイプが効いた洗練された佇まいはなんとも言えない美しさを放っておりますね。
本日はそんなセブンチェアの中でも杢目がうっすりと見えるカラードアッシュホワイトにミオネッタ社が手掛けたチャコールカラーのパッドが映える一脚が入荷致しましたのでご紹介させて頂きます。
デザインの歴史に名を刻む名作チェア
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全世界で700万脚以上売れており、デザインの歴史にも大きく影響を与えているプロダクト『セブンチェア』。
かのフリッツ・ハンセン社の中でもアイコン的存在となっており、発売からおよそ半世紀たった今でもその人気は衰える事をしりません。
デザインを手掛けたのは現在のモダンな北欧デザインの原型を作り上げ、デンマークデザインの父とも呼ばれている『アルネ・ヤコブセン』。
そんな彼の作品の中でも代表作の一つに数えられるのがこの椅子です。
その魅力のひとつはなんといってもその洗練されたフォルム。
どんな角度から眺めても芸術的な完成された美しさが私達の目を楽しませてくれます。
この美しい造形美はフリッツハンセンの類まれなるクラフトマンシップから生まれてくるもの。
まず座面は薄い9枚の積層合板で構成されています。一番外側は美しい木目の仕上げ材、内側の7枚はバーチ材で縦目と横目を組み合わせることで、強度を高めています。また補強のため外側2枚の仕上げ材の裏にはインド綿が貼り込まれており、そしてそれらを合わせて3Dプレスマシーンにて加圧・加熱し椅子の形に立体成形していく。すると三次元曲面に成形された、軽くて強く、断面さえも美しいプライウッド製品ができ上がるのです。
こうした一つ一つ丁寧でいて計算されつくした技術が洗練された芸術的デザインを生むのですね。
こうして出来上がったシートは見た目の美しさだけではなく確かな座り心地も提供してくれます。
左右に大きく広がった背もたれと背から座面へ向かうカーブが、包み込む様なホールド感。体の曲線に合わせて丸みを帯びているため、背中が当たって痛くなるというようなことになりにくい構造です。また成形合板が体の重みに合わせて程よくしなるため、快適な座り心地を実現しているのでしょう。
セブンチェアがここまで世界的に高い評価を受けているのは単に見た目の美しさからだけではなさそうです。